小室友里の聞かせてプリーズ

働く女のコの素顔に迫る突撃インタビュー!
仕事にオトコ、プライベートまで突っ込んで聞いちゃいます。

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プロダクション『ピースグループ』所属の愛音ミク(あいねみく)さんにインタビューしてきました。 なんとアキバ系アイドルからの転身! 思い切った心の内をばっちり聞いてきましたよ。
第79回 愛音ミクさん(24)

名前:愛音ミク
生年月日:1986/3/9
年齢:24歳
星座:魚座
血液型:O型
趣味:コスプレ、歌、ダンス
出勤:10日/月
月収:50万/月
所属プロダクション:ピースプロモーション
HP:http://www.peacegroup.jp/top
「女のコ一人一人にあった仕事を取ってくるのが僕たちの仕事です。一緒に頑張りましょう! 吹き抜けのオフィスは開放感があって楽しいですよ」

「AVのお仕事は、やりたくて自分が決めたこと!」


●以前は芸能活動されてたんですね。なぜAVに転身を?
「いろいろお仕事してきたんですけど、唯一やったことがないのがAVだったので。親バレも怖かったし、ローカルでレギュラー番組も持ってたので、AVを始めるのと同時に名前とプロフィールも全部変えたんです」

●デビューして半年経つんですね。
「その前に着エロもやってたので、愛音ミクとしては実際1年半くらいですね」

●芸能活動はいつから始められたんですか?
「5歳です。ファッションショーのモデルとかですね。それからは劇団に入ってお芝居や歌をやって。なので芸歴だけは長いんです」

●今までのお仕事はすべてリセットして?
「以前の名前で今もアキバ系タレントとして活動もしてます。ブログも二つやってます。今思えば(名前を)変えても変えなくてもよかったかな(笑)?」

●AVって今までの仕事とまったく違うでしょう?
「イヤだなとはまったく思わなかったんです。むしろ撮影が楽しみでした。元々人前で自分を表現するのが好きだし。芸能やってるコからしたら、『AVなんて(レベルが)落ちたね』って思うかもしれないけど、私自身そんな風に思ったことないから、別に気にしてないです」

●AVやってるコたちのことはどう感じてた?
「尊敬してました。頑張ってるなぁって。実は5年前からいろんなメーカーさんからオファーはいただいてたんですけど、なかなか踏ん切りがつかなくて…。この歳になってやっと、って感じなんです」

●AVやるって決めて、抵抗感はなかったの? 好きな人じゃない男に触られちゃうこととか。
「プロだから大丈夫だろうって。抵抗がまったくない、って言ったら嘘になるけど、私は(AVを)仕事として捉えてたので。舞台でキスシーンがあるのと同じような感覚かな? セックスするからって大変なことだと感じたことはなかったな」

●実際にAVやってみて、描いてたイメージと違ってたことはあった?
「芸能界って仕事の内容がピンキリなんですよ。だからやろうと思えばやれる仕事はいくらでもあったんだけど、AVってそうじゃないんですね。なんでもやっちゃ逆にダメで。そういうの知らなかった」

●売り出し方って大事ですもんね。お仕事してない日は何をしてるの?
「バーでバイトしたり、アキバ系でライブしたり」

●ファンの人から「本当はミクさんでしょ?」って聞かれたりしない?
「聞かれますけど『そーです! どっちもよろしくお願いします!』ってお願いしちゃいます。隠してもバレちゃうんで、だったらオープンの方がいいじゃないですか」

●愛音ミクになって、声がかからなくなったなんてこともあるんじゃない?
「正直ありますね。子供向けの番組とか一般紙の表紙とかやらせていただいてたんですけど、そういうところからは声がかからなくなりましたね。映画も決まってたんだけど、『アダルトやってるから』って理由でキャンセルになったこともありました。AVに出ることの決心って、いろんなものを変えていくんだなぁってすごく思いますね。でも今は『ピースグループの愛音ミク』を武器に出来る方向性で頑張っていこうと思ってます」

●なんで芸能とアダルトは同時進行出来ないんだと思う?
「やっぱり年齢的なものかな。自分が年齢制限を持った人間になった、ってことなんだと思う。AV女優さんがいっぱいテレビに出てきてる時代だから、以前よりは世の中もAV女優に対して寛大になってきてるとは思うけど」

●ご両親はお仕事のこと知ってるの?
「知らないです。声優の専門学校に進学するんで(東京に)出てきたので、今も普通の芸能活動をやってるものだと思ってます」

●やりたかったAVとはいえ、やっぱり話しづらい?
「パッケージに前の芸名を使うことになったんですね。これは二度と親に会えないかもしれない、バレても仕方ないと思って、デビューする前に最後の挨拶をしてきたんです」

●もう会わないつもりで?!
「絶対バレると思ってたから、出来る限りの親孝行をして帰ってきたんです。でも結果的にはバレてない(笑)」

●お友達からも電話かかってきたでしょう?
「やっぱり偏見あるんですかね? 『こんなことして、どうしちゃったの?!』って、応援より同情とか哀れみとか、そんな連絡が多かったですね。騙されてるよ! っていう人には、やりたくて自分で決めたことだからって」


●ファン層は変わった?
「今まではアキバ系の人が多かったから、(AVに出て)離れていった人もいました。その代わり違うファン層の人たちが応援してくれるので、すごく嬉しいし、励まされます」


●ファンの違いってあるのかな?
「アキバ系は親心が強いかな。私がオタクなのもあるけど、趣味を一緒に分かち合って支えてもらってるって感じ。AVの人は距離を取ってる感じかな」


●多分恥ずかしがり屋が多いんだよ。両方応援してくれる人は?
「少しだけどいます。AV女優になっていろんなことが激変したけど、ここで頑張るって決めたから、やれる限りはやりたいです。ここで辞めたらそれこそ『やっぱりね』って言われちゃうし」

「やるからにはマイナスじゃなく、プラスに考えを持っていく」

●ぶっちゃけ、仕事のHとプライベートは違う?
「仕事だと構えちゃう。感情の解放が出来てないなぁ。でもやっぱり男優さんはスゴい上手なので、肉体的に気持ちイイのはAVだな。心のつながりを考えたら当然だけど、プライベート」

●感情の解放って?
「それで作品として成り立つなら、そういうものにも出てみたいです。ドグマでそういう作品が多かったりするんですけど」

●よく知ってるね~!
「アイドルものもよく見てるけど、ハードなやつも見ますよ。最近は勉強のために観ることが多いですね。みひろさんは憧れの女優さんなのでよく見てました。あと同じアキバ系AV女優のきこうでんみささん。みささんは前の事務所の先輩で、いろいろ相談に乗ってもらったんです」

●アドバイスはもらった?
「やるからにはマイナスじゃなくて、プラスに考えを持っていきなさいって言ってくれました」

●他に仲良くしてる女優さんはいる?
「ぶっちぎり清純派のまりかさん。今度もいろいろ相談させてもらうんじゃないかな。特に解禁のことはいろいろと」

●この先、何を頑張ったらいいと思う?
「自分なりには頑張れることはやってるつもりなので、あとは『待つ』ことかなぁ?」

●ミク的美容テクニックってあるかな?
「豆乳ですね。元々好きなんですけど、よく飲みますね~。あとはゲルマローラーとイオン導入! 心のいたわりも結構大事だと思うので、アロマを取り入れたマッサージなんかも好きです。今は自分をちょっとずつ変えてる時期なんです。スタイルも、肌質も。今のままじゃダメだって、自分で思うから」

●ところで、今彼氏はいる?
「いないです。というより、AVやるって決めて別れました」

●カミングアウトしたの?
「いえ、理由は伏せたままです。言わなくてもいいかなって。グラビアやってる時からいい顔してないのに、AVなんて絶対無理だろうなって。水着の仕事がきっかけで大げんかした時に『そういう仕事の時は、オレに一切言うな!』って。なのでそれからは仕事のことは言わなかったし、別れる原因も仕事だから言う必要ないかなって」

●周りから情報は入ってるかもしれないね。
「『今はやってない』っていう感じで言っても良かったのかもしれないけど…。以前に間違ってイメージDVDを見られちゃった時に『AVじゃなくてよかったよ』って言ってたから、『AVやってました』なんて言ったら多分相当怒られただろうな」

●彼より、仕事を選んだのね。
「有名になりたいから。やるなら一番になりたいし。ジャンルは変わったけど上に行きたい気持ちは全然変わらないです。一度しかない自分の人生なんで、やりたいことをやりたいし」

●彼が嫌がるから辞める、っていう選択肢はなかったの?
「なかったですね。自分のやりたいことを誰かのために諦める、ってことはしない性格です。彼とは…お互いに信頼以上のものが生まれてたから、自分のやりたいことを優先しても大丈夫だったんです。詮索もしなかったし、お互いが言うことだけを信じて生活してたから。だから黙ってAVやっても詮索されなかったとは思うけど」

●黙って仕事をすることも出来たよね?
「彼を裏切りたくなくて。私が『売れなくなったら脱ぐしかないんだ』みたいなことを言った時があったんですけど、知らないところで彼がすごく苦しんでたみたいなんです。そんなことを考えること自体、彼を苦しめちゃうわけでしょう?」

●ミクさんが思う『AVのトップ』って何だと思う?
「みひろさんみたいに、AVの枠を超えてお芝居やったりTVに出たり。私もアキバ系アイドルやってた時には、かなりTVに出させてもらったので、そこに戻ることが今の目標ですね。ああ、でも熟女でブレイクするのも夢だなぁ」

●へぇ?! そうなんだ?
「今の自分がギャルでもないし、年齢的に考えると目指すのはソコなのかなって。もしそれで、もう一度プロフィールを変えることになっても全然やります。それで自分が変えられるのなら」

●ミクさんが納得出来るところはあるのかしら?
「納得しないんじゃないかなぁ(笑)? 欲深い人間だから。どこまでいっても『まだ足りない』って言うと思う。最終地点もないです」

●AVもやれるところまでやり続ける?
「芸能もAVも人より秀でたものが必要だと思うんです。それを見つけなきゃなって思ってます。自分はすごいヘンタイかもしれないし、ドMかもしれない。それを早く知りたいです」

●では最後に。ミクさんが考えるAV女優のプロってなんだと思いますか?
「周りに流されないで、自分を確立するってことかな。意思を持って動ける人だと思います。あとはオンオフが出来る人かな。プライベートがダメだからって現場に影響させない人、ですね」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

☆ブログ・twitter☆
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☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
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