やっぱり面接を受けるからには、女の意地として採用されたい。だけど、残念ながら落とされ、時には、その理由がわからないこともあるよね。そこでお店のスタッフに、面接ではどういう点をチェックしているのか、受かるコと落ちるコの違いは何か、直接聞いてみよう。
 

一生懸命で思いやりのある
元フーゾク嬢なら大歓迎!!

今回はフーゾク経験のあるコだけの
ピュアカンパイのお店「すけべいす」の真由美ママに
ほしい人材について聞いてみました。

今回のスタッフ
真由美さん
すけべいす
(ニュークラブ)

フーゾクで働いているコが、諸事情で水商売に職業替えすることってあるじゃないですか。でもそこで人気が出るとねたまれて、「元フーゾク嬢だから簡単に寝る」とか「マクラ営業で成績を伸ばしてる」なんて誹謗中傷されて、悔しい思いをした友達がたくさんいたの。それでフーゾクの過去を逆手にとったお店を作ったんです。だから採用するのはAVや個室高級サウナ、ヘルスなどのフーゾク経験があって、水商売をやりたいという女のコを歓迎しています。中には”元“ではなく、現役で二足のわらじってコもいるかな。

基本的にその条件があって、あとは一生懸命ならOK。一生懸命だとこっちも応援したくなるし、お客さんのウケもいい。でもね、目的意識なく働いていると、一生懸命って結構難しいのよね。ついつい自分に甘えちゃうから。ウチは女のコ第一のお店だけど、商売であることに変わりはないから、お客さんの信頼を裏切るような言動は厳禁。

面接のときは、そんな熱意とか真剣さ、言葉づかいを見ますね。それに服装もチェックするかな。スーツを着てくる必要はないけど、女のコらしい身だしなみと清潔感、きちんとした感じは大切かな。ウチは制服があるけど、やっぱり女のコとしてオシャレっぽさがないと、せっかくいらしてくれたお客さんをがっかりさせちゃうと思うからね。

構成/大木 光男

最低限のマナーです。

やはり接客業だから、見た目の印象は大切。
ケバくする必要はないけど、自分がいちばんカワイク
見えるファッション、メイクを心がけて。

これは最初に電話するときからの心がけ。
いきなりタメ口じゃ、非常識だと思われちゃう。
喋り方は個性もあるけど、何か聞かれたときにはハッキリと答えよう。

面接時の雰囲気は、そのまま接客のときの雰囲気につながる。
お店の人はそう考えます。
だからアナタもお店の人=お客さんと考えて、
にこやかに、でもある種の緊張感を持って面接にのぞもう。
たとえば、テーブルに灰皿があっても、タバコはガマン。
ほおづえをついたり足を組んだり、リラックスしすぎないこと。

仲のいい友達と一緒のほうが安心できるのはわかるけど、
お店の人から見たら「入るのが一緒なら辞めるのも一緒かも」。
それは迷惑なので、敬遠されがちです。

わからないこと、聞きたいことはあらかじめメモっておいて忘れずに聞こう。
これがいちばん大事なこと。

・ 出勤スタイル(出勤日/公休/出勤時間/退店時間など)
・ 給料システム(基本時給/歩合給の場合はその内容、女のコへのバック率/
給与保証/昇給システム/ボーナス制度など)
・ 自己負担経費(制服のレンタル代/クリーニング代/衛生用品代など)
・ ペナルティ(指名数ノルマ/遅刻・欠勤・当日欠勤・無断欠勤の罰金など)
・ その他待遇(待機場所はどこか/アリバイ会社の利用など)
・ サービス内容


とくに最後の「サービス内容」は大切。自分で選べるものについては、どこまでOKで何がNGかも伝えておこう。