やっぱり面接を受けるからには、女の意地として採用されたい。だけど、残念ながら落とされ、時には、その理由がわからないこともあるよね。そこでお店のスタッフに、面接ではどういう点をチェックしているのか、受かるコと落ちるコの違いは何か、直接聞いてみよう。
 

体形、体調、接客と
自己管理できるコが欲しい!

今年の9月末にオープンしたばかりの「葛西スタイリッシュ」。
レースクイーンのコスチュームが人気のこのお店の採用基準を、
スタッフの大塚さんが細かく教えてくれました。

今回のスタッフ
大塚泰宏さん
葛西スタイリッシュ
http://www.kasai-stylish.com
(ホテル型性感ヘルス)

ウチのコンセプトは、レースクイーンの衣装で接客ができること。そのため、採用条件の一つとして、やはりスタイルのよさは外せないのが事実です。コスチュームが似合う体形のコがベストですが、見た目だけで判断しているわけではありません。そうなるように努力をしてくれる人であれば問題はありません。

 このお仕事で最も大事なのは、どれだけお客さんに満足していただけるかということだからです。ホテル代を含めて結構な額を支払っていただくのですから、それ相応の接客をしなければ、お客さんは離れていきます。そのあたりをわきまえ、しっかりと仕事をこなしてくれるコが理想です。しかし、面接の会話だけでは、正直、わかりづらい部分があります。実際に現場へ出て化けるコもいますから、多少不作法でも即不採用というわけではないですよ。

 ただ、身だしなみは注意して見ています。茶髪に黒髪の混じった手入れされていないヘアスタイルや、スウェットなどのラフな格好だと、だらしない印象が強く残ります。このお仕事は、第一印象の清潔感がとても重要。そこは私生活からしっかりと整えていないと、仕事でも必ず出てしまいますよね。ときには自分の姿を客観視することも必要だと思います。

構成/大木 光男

最低限のマナーです。

やはり接客業だから、見た目の印象は大切。
ケバくする必要はないけど、自分がいちばんカワイク
見えるファッション、メイクを心がけて。

これは最初に電話するときからの心がけ。
いきなりタメ口じゃ、非常識だと思われちゃう。
喋り方は個性もあるけど、何か聞かれたときにはハッキリと答えよう。

面接時の雰囲気は、そのまま接客のときの雰囲気につながる。
お店の人はそう考えます。
だからアナタもお店の人=お客さんと考えて、
にこやかに、でもある種の緊張感を持って面接にのぞもう。
たとえば、テーブルに灰皿があっても、タバコはガマン。
ほおづえをついたり足を組んだり、リラックスしすぎないこと。

仲のいい友達と一緒のほうが安心できるのはわかるけど、
お店の人から見たら「入るのが一緒なら辞めるのも一緒かも」。
それは迷惑なので、敬遠されがちです。

わからないこと、聞きたいことはあらかじめメモっておいて忘れずに聞こう。
これがいちばん大事なこと。

・ 出勤スタイル(出勤日/公休/出勤時間/退店時間など)
・ 給料システム(基本時給/歩合給の場合はその内容、女のコへのバック率/
給与保証/昇給システム/ボーナス制度など)
・ 自己負担経費(制服のレンタル代/クリーニング代/衛生用品代など)
・ ペナルティ(指名数ノルマ/遅刻・欠勤・当日欠勤・無断欠勤の罰金など)
・ その他待遇(待機場所はどこか/アリバイ会社の利用など)
・ サービス内容


とくに最後の「サービス内容」は大切。自分で選べるものについては、どこまでOKで何がNGかも伝えておこう。