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面接こぼれ話

面接こぼれ話
女優としてテレビや舞台でも活躍する清水ひとみさんは、往年の人気ダンサーで、現在「渋谷道頓堀劇場」の代表も務める。その清水さんに、ダンサーとして成功する秘訣を聞いてみた。
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今回のスタッフ
清水ひとみ
渋谷道頓堀劇場
(ストリップ劇場)
うまくなりたい、きれいになりたい気持ちが大切!
ストリップ劇場って、一般的には女性から敬遠されやすいはずなんですけど、ウチの劇場は渋谷も札幌も女性客が多いんですね。面接に来られる方も80%はステージを見て、自分でもやってみたいと火がついた人。だから在籍しているコは素人から始めたコばかりです。それだけにみんな、新人時代の不安な気持ちがわかるので、自然と新人には気さくに接します。ですから知らない人ばかりで孤立するってことはありません。

ルックスを気にする人もいますけど、面接はそんなに厳しくないです。ただ意外と保守的なお客さんが多いので、黒い髪、白い肌は有利。身体の傷やタトゥーは正直プラスじゃないですね。でもそれを上回る魅力を手にすれば、そんなハンデは跳ね返せます。それだけに本気で取り組まないと、生き残れない世界だとも思います。 ダンサーで成功するかどうかのポイントは、その人に華があるかどうか。もともとある人もいますけど、華がなくても練習を積むことで花開く人もいるんですよね。誰もが過去にやったことのない仕事ですから、最初の頃は、ひたすら練習するしかないです。そこでどれだけ「うまくなりたい、きれいになりたい」って思うかです。あとは口で言うだけではなく、どれだけ行動に移せるかですね。