CASE 04-1/4
沙夜加(21歳)
トリマー 名古屋出身
どうしようもなく惹かれるのは、私に残酷で冷たい男
初めて沙夜加に会った時驚いた。グラビアモデルだと言われても、なんの不思議もない、甘くて可愛らしい顔立ち。おっぱいや腕に女の子らしい丁度いいふくらみがある、バランスのよいスタイル。色の白い体を仕立てのいい黒のワンピースに包み、首にはこれもまたいい細工だと一目でわかる金のネックレス。まるで音大にでも通うお嬢さんのようだ。
心配になって、ヌードを撮らせて欲しいという話は納得していただいてますか? と聞くと、沙夜加は、はい、先に脱ぎますか? と、ためらいもなくするすると服を脱ぎ始めた。彼女の肌のきめは細かくて、細胞の間に蜂蜜が詰まっているよう。私は夢中でシャッターを切る。その合間に、彼女は恥ずかしいとくすくす笑う。私はなんだか彼女に恋をしかけようとする男のような気分になって、質問を浴びせはじめてしまった。彼女のことが知りたい。仕事のためだけじゃなくて、この子のことが知りたい。そんなふうに相手の心をそそるなにかが、沙夜加にはあった。
■著者コメント
みんな、未明のページに遊びに来てくれてありがとう。このページではみんなと同じ「フツーの女の子」のセックス体験を、大げさに書くことなく、ありのままに伝えていきたいと思います。
ていうのもさ、女の子のセックスに関する記事って、女の子雑誌だとどーしてもファンシーになっちゃうし、おっさん雑誌だと馬鹿みたいにねじ曲げられて過激に作られちゃうじゃない。でもさ、私たちのセックスって、マスコミがあおるみたいにただ過激だったり、お金目当てだったりするわけじゃないよね。私たち女の子は、たとえ風俗で働いてたり、時にはすごくエッチになったりしても、自分のセックスに「切実さ」と「真剣さ」を抱えてるはずなんだ。
そのへんを私は描きたかったし、ここに登場してくれた女の子たちも、真剣に自分のセックスを語ってくれました。きっと、みんなに共感する部分があると思うので、ぜひぜひ楽しみに読んでください。