CASE 06-1/4
北沢えり(36歳)
主婦 東京都出身
奔放な体験の果て、辿り着いた理想のセックスライフ
「もう、なんでも聞いてください。私主人のセックスにすごく満足してるからなんでも話したいし、主人は私の過去も全部知ったうえで結婚してくれてますから、隠すことは何もないんです。
……けれど主人が怒るから、写真は下着までにしてくださいね。もちろんこのコーナーに出ることはオープンにしてます。うちの主人、『掲載された写真見て、お前でオナニーする』って張り切ってますから、綺麗に撮ってね」
そう言ってえりさんは服を脱いでいく。はっきりした顔立ちの美人だ。結婚して6年目だという彼女は奥様然として、トロリとした素材のスリップを皮膚のように自然にまとっている。セミロングの髪に柔らかなウェーブ。ご主人はショップ経営をし、彼女自身は夫の親のアパートの経営を手伝って収入としているという、羨ましい暮らしぶりだ。
36歳、女盛り。そんな彼女の肌は、むっちりと白く湿気を帯びている。充実した性生活の結果なのだろうか? えりさんはほっそりしているのに、その肉体は妙に豊満に見える。彼女の体の芯から、女の喜びが匂ってくるような感じだ。私は早速メモパッドとテープレコーダーを取り出し、初体験から順にお願いします、と彼女に頼んだ。
■著者コメント
みんな、未明のページに遊びに来てくれてありがとう。このページではみんなと同じ「フツーの女の子」のセックス体験を、大げさに書くことなく、ありのままに伝えていきたいと思います。
ていうのもさ、女の子のセックスに関する記事って、女の子雑誌だとどーしてもファンシーになっちゃうし、おっさん雑誌だと馬鹿みたいにねじ曲げられて過激に作られちゃうじゃない。でもさ、私たちのセックスって、マスコミがあおるみたいにただ過激だったり、お金目当てだったりするわけじゃないよね。私たち女の子は、たとえ風俗で働いてたり、時にはすごくエッチになったりしても、自分のセックスに「切実さ」と「真剣さ」を抱えてるはずなんだ。
そのへんを私は描きたかったし、ここに登場してくれた女の子たちも、真剣に自分のセックスを語ってくれました。きっと、みんなに共感する部分があると思うので、ぜひぜひ楽しみに読んでください。