聞き書き彼女たちのセックス

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CASE 07-1/4
高田 佳子(36歳)
化粧品販売 和歌山県出身
「今日はやってもいいよ」。その余裕が女を綺麗に見せる
 佳子さんはとても『男らしい』。と言っても、見た感じはたいていの女性よりよほど女らしい。雰囲気が『男らしい』のだ。少しも媚びたところがなくて、サバサバとした物言いで、こちらがディープな質問をしても、軽く切り返してくる。つまり『できる』。いろんな人生の修羅場をくぐってきた女の人という感じだ。つまり『カッコイイ』。

 見た目からはとても30代後半とは思えない。30歳前といったところか。若々しく、髪を明るい茶色に染めている。体もスレンダー。無駄な脂肪が一切ない。「でも、体重は結構あるの。骨がしっかりしているから」。体重を聞いて驚いた。とてもそんなにあるとは思えない。女の美は体重の如何ではないのだ。

 ──彼女の人間的魅力についてはこのくらいにしておこう。そんな女性がどうやってできあがったのか。この後に続く文章から学んでいただけたらと思う。
■著者コメント
みんな、未明のページに遊びに来てくれてありがとう。このページではみんなと同じ「フツーの女の子」のセックス体験を、大げさに書くことなく、ありのままに伝えていきたいと思います。
ていうのもさ、女の子のセックスに関する記事って、女の子雑誌だとどーしてもファンシーになっちゃうし、おっさん雑誌だと馬鹿みたいにねじ曲げられて過激に作られちゃうじゃない。でもさ、私たちのセックスって、マスコミがあおるみたいにただ過激だったり、お金目当てだったりするわけじゃないよね。私たち女の子は、たとえ風俗で働いてたり、時にはすごくエッチになったりしても、自分のセックスに「切実さ」と「真剣さ」を抱えてるはずなんだ。
そのへんを私は描きたかったし、ここに登場してくれた女の子たちも、真剣に自分のセックスを語ってくれました。きっと、みんなに共感する部分があると思うので、ぜひぜひ楽しみに読んでください。