——グラビアからAVの世界に入ってこられたわけですが、AVって最初に聞いたとき、どう思いましたか?
「AV自体、まったく見たことがなかったので『どうするんだろう?』みたいな感じでした。最初、イメージは決してよくはなかったです。でも、自分の中で『やってみないとわかんないな』って思うことが多いので、知らないからこそ『じゃあやってみようかな』って考えました」
——あまり物おじせずに飛び込んでいくタイプなんですか?
「いや、普段は優柔不断なときもあります。重大な決断ほどスパッといくかな(笑)」
——初めての撮影で印象に残っていることは?
「緊張し過ぎて、ホントに頭が真っ白になってしまって……覚えてないんですよ。お昼のお弁当だけ覚えてるんですけど」
——どんなお弁当だったんですか?
「ヘルシー弁当みたいな、雑穀米の……そういうの私、大好きなんですよ! だから超おいしかった記憶があります(笑)。今までで一番おいしいお弁当でした」
——AVの撮影で驚いたことってありますか?
「ほぼ全部が驚きでした。すごくキチンと撮影してることに『ここまでするんだ!?』『ナレーションまで録るんだ!?』とか、いちいち驚いてましたね。外を救急車が通ったら音が入るから中断するし、『こんなことまで気にして撮影してるんだ~』って、ビックリしました。と同時に、『自分にできるのかな?』という不安も感じましたね」
——AVのおもしろいと思うところは?
「撮影現場そのものもおもしろいし、新しい発見ができることかな。プライベートではしたことがなかったことをしたり、『自分って、こういう感じでエロかったんだ~』って思ったり」
——どういう感じでエロかったんですか?
「そこまでエロいと思ってなかったんですけど、意外とエロかったんだなって(笑)。こういう自分もいるんだな、って感じですね」
——今日もすごくニコニコしていらっしゃいますが、楽しくお仕事できる条件ってありますか?
「『自分だけが楽しい』じゃ、意味がないと思うんです。思いやりが大切ですよね。なので私は『疲れた、疲れた』って言わないように気を付けてるんですよ。スタッフさんもみんな疲れてるし、私の撮影のために頑張って仕事してくれてるんだから、『疲れた』じゃなく『ありがとう』をたくさん言うように心がけてます。笑いがある現場なら、楽しく仕事できると思います」
——ほかの仕事と違う、この仕事ならではのいいところはありますか?
「私、まったく自分に自信がないんです。自信がないまま生きてるんですけど(笑)。でもこの仕事をして、前よりは自分のことを前向きに捉えられるようになったし、他人から見られることを常に意識するようになって、自分磨きも頑張ろうかなと思うようになりましたね」
——人からホメられてるうちにだんだん自信がついてきた?
「そうですね。ホメられることってすごく大事だなと思いました。あと、やっぱり自分が主体でできる仕事だっていうのがいいですよね。普通に働いててそういうことって、なかなかないじゃないですか」
——AV業界でのお仕事を考えている女のコに、メッセージをお願いします。
「常に目的や目標は持ってたほうがいいと思います。あと、けっこうハードなのはハードですよ。撮影って朝から晩までかかるし、体力的には大変なところもある。でもやっぱり、おもしろいです!」
——こころさんの目標は?
「何年かあとに、海外で生活がしたい。自分がどうなりたいかを考えるだけでも全然違うと思うし、何があってもそれに向かって頑張れると思う。目標を持つのは大事です」
——「こういう人になりたいな」っていう、理想像はありますか?
「常に笑っていられたらいいかなって思います!」