——ＡＶのお仕事に興味を持ったきっかけは？
「渋谷のソフト・オン・デマンドさんの大きな看板を見て、ああいうお仕事やってみたいなって思ったんです。タイミングよくそのあとでスカウトされたので、具体的に考えるようになりました。あれこれ迷うこともなく『とりあえずやってみよう！』って、決断は早かったですね」

——ほかのお仕事ではなく、ＡＶを選んだ理由は何だったんですか？
「うーん……。エッチが好きだから、向いてるかなと思って（笑）」

——この世界に入る前のイメージってどうでしたか？
「あんまり想像がつかなかったですね。ＡＶもちょこっと見たことはありましたけど、自分が出るっていう目線で見たことはなかったですし」

——初めての撮影はどうでした？
「私、その場にならないと緊張しないタイプで、前の日とかは余裕で眠れてたんです。でも、当日になるといきなりすごい緊張が襲ってきて。イヤだとかそういうことは全然ないのに、わけもなく涙があふれてきて。メイクしたあとだったので『メイクが崩れちゃう、どうしよう』って思いながら泣いちゃいました（笑）。今でも撮影はすごく緊張します。これだけはまだまだ慣れないですね～」

——実際にお仕事を始めてみて驚いたことはありますか？
「撮影時間が思ったより長いことですね。朝早くから夜遅くまでかかったりして、こんなに丁寧に撮ってるんだ！ってビックリしました。できあがる作品は120分でも、丸1日とか2日間とか、パッケージだけで1日かけて撮影してることもあります。現場ではみんな気を使って話しかけてくれたりするので、撮影中は楽しいです！ポーズや表情を作るのも難しくて、特に自然な笑顔を作るのはいまだに苦手です。笑顔の練習してるんですけど、どうしてもカタくなってしまって。今では人のポスターとか見ても、『この一枚を撮るのに、どれだけ時間かかったんだろう』って思っちゃいますね」

——自分で自分の写真を見て、どう思います？
「うまく撮れてるな～って思います！（笑）」

——今のお仕事してみて、いいなと思うところは？
「ＡＶだけじゃなく、ほかの活動もできる可能性があるところですかね。テレビに出てる人もいるし、そういうのっていいなと。この世界に入る前は、そんなにいろいろな活動があるなんて、思ってなかったです」

——逆に大変なところは？
「朝早いことですね（笑）。終わるのは夜遅いのに、次の日も朝早いと、寝る時間が取れなくて。そういうときは若干ツラいです」

——撮影で「えっ、こんなこともするんだ！?」と驚いたことはありますか？
「公園で走って木につかまるシーンがあって、『こういうのも撮るんだ！』って逆にビックリしました（笑）。エッチなシーンだけじゃないんだって。そのほかにも、教師と生徒っていう設定があったんですけど、男優さんが本気で先生になりきって迫ってくるので、ちょっと笑っちゃいました。私、そういうのがツボに入っちゃうんです。なりきり具合がすご過ぎておもしろくて、つい笑いそうになっちゃうんですよ。あれは大変でした！」

——今後の目標は？
「とりあえず有名になることですね。まだ全然イメージが湧かないですけど、有名になりたいと思って始めたお仕事なので……。テレビに出ることが今のいちばんの目標です。 　あとは、ダイエットも頑張って、もっともっと自分を磨いて、キレイになりたいです」

——読者の皆さんにメッセージをお願いします。
「この世界に来るのなら、早起きと体調管理を頑張りましょう！あと、見た目だけじゃなく声も大事なので、カラオケで歌い過ぎて、声をからさないように、気をつけてくださいね（笑）」