——デビューのきっかけを教えてくれますか?
「子供の頃から、AVの女優さんになるのが夢で、『出られる年齢になったら出よう!』って強く思ってたんです。それで、18歳の誕生日の次の日に、今の事務所に連絡して、そこからデビューが決まりました」」
——AVのお仕事に憧れたのはどうして?
「たぶん親のだと思うんですけど、それらしきものをたまたま見ちゃったんです。私には刺激が強過ぎたんですけど、嫌な感じはなくて、すごくキレイで『芸術』だと感じました。そのときから、『自分もいつかこんな表現がしてみたい』と思うようになりました」
——AVデビューしてみて、イメージと違っていたことはありましたか?
「もっと厳しい世界だと思っていて、すごくキツいことを言われたりするんだろうなと覚悟してたんですけど、まわりの人に恵まれて楽しくお仕事させてもらえてます。それに、もしかしたらポイポイって適当に使われちゃうのかな?ってイメージもあったので、いい意味でイメージとは全然違ってたかな?」
——初めての撮影に不安はありませんでしたか?
「なぜかすごく安心感があって、不安や抵抗は感じなかったですね。自分でも不思議なんですけど」
——本番に強いタイプだと思いますか?
「そうかもしれません。けっこう何でも平気なタイプで、もし間違えたり失敗したりしても、『それも愛嬌かな』って思っちゃうほうなんです(笑)」
——ブログを拝見してると、お仕事に対してすごく一生懸命ですよね。やりたいお仕事だったから、熱心にお仕事できているんでしょうか。
「そうだと思います。やらせてもらえるだけで幸せ過ぎて……。夢がかなって、毎日が楽しくて充実してます。AVでもテレビでも、一つのものをみんなで作っている感覚があって、そこに参加できることがうれしいんです。毎日、どんなお仕事でも自分が磨かれていく感じがします」
——お休みの日は、何をして過ごしていることが多いんですか?
「趣味に没頭してることが多いです。機械いじりが好きなので、コンデンサーや電子回路を分解したり……」
——コンデンサー……?
「わかんないですよね(笑)。工業系の勉強をしているんです。工場萌えっていうか、工場の風景が好きなので、一人でフラッと見に行ったりもしますね。もともと一人遊びが好きなので、カラオケとかごはんとかも一人で全然行っちゃいます」
——憧れの女優さんになった今、このお仕事は自分に向いてると感じてますか?
「自分自身はすごく楽しいんですけど、自己満足じゃダメだなと感じてます。『向いてないのかな』と感じることもあるんですけど、続けていけばうまくできるようになるって信じてるんです。そういう前向きな気持ちになれるっていうことは、向いてるのかな?と思います」
——AV女優になる、という夢がかなった今、新たな目標はありますか?
「たくさんの人に見てもらって、感じてももらいたいけど、それだけじゃなく、癒やしを与えたいというか……。愛される女優さんになりたいな、と思うようになりました。お仕事を始める前は漠然としたイメージしかなかったので、始めてからそういう『認められたいな』っていう目標を持つようになったんです。AVの世界には、昔と変わらず今でも尊敬の気持ちがありますね。すごい世界に参加させてもらってる、一緒にものを作らせてもらっていると感じてます。撮影するたびに新しい発見があるので、自分はまだまだ知らないことが多過ぎるんだなって日々実感してます」
——こういう世界を目指してる女性にメッセージをお願いします。
「私は思い立ったらすぐ行動するほうで、18歳になった誕生日の次の日、すぐに事務所を探して電話しました。そうやって思って行動したことで、よかったなと思うことがたくさんあります。なのでみなさんも、やりたいことがあったら、思い切って行動してみるのが一番いいんじゃないかなと思います」