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スペシャルインタビュー

麻生希
名門女子大を卒業後、卒業式に出席したはかま姿でそのまま撮影現場に向かい、AVデビューしたという麻生希さん。
「親の敷いたレールから外れたかった」と出演を決断した彼女の今の心境を、聞いてみました。
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麻生希 Debut★
今までと違う自分を発見できたこのお仕事。
毎日が充実してて、本当に楽しいんです!

——大学卒業と同時にデビューされたとのことですが、AVの話はいつ頃からあったんですか?
「卒業の3ヶ月前くらいでしたね。最初はモデルをやってみないか、というところから、AVはどうかという話が出てきて」

麻生希

——最初に聞いたときはどう思いました?
「戸惑いはありましたけど、興味もあったので、思い切ってやってみようかなと」

——どういうところに興味がありましたか?
「やっぱり今は、AV女優と言ってもいろんな方がいらっしゃいますよね。テレビとかで活躍してらっしゃる方も多いし、そういう華やかな世界に、憧れがありました」

——もともと芸能系のお仕事に興味はあったんですか?
「どっちかというと、自分にはそんなお仕事ができるなんて考えたこともなかったですね。自分には無理だし、見てるだけだと思ってました」

——そこから「自分もやろう」と決意できたのは、どんな理由だったんでしょう。
「私の家は親が厳しくて、普通に学校に行って大学を出てっていう、親の決めたレールの上を歩く人生っていう感じだったんです。それを外れて、違うことを経験してみようかなと思ったのが一番の理由です」

——実際に一歩踏み出して、自分自身「変わったな」と感じることはありますか?
「そうですね。……。今までとはまったく違う世界なので、普通に会話してても知らないことだらけだし、何もかもが新鮮に感じられてます」

——デビュー前は、男性経験はどのくらいだったんですか?
「もともとそんなに多くなくて、2人だけなんです。なので、こういう取材を受けてても、おもしろいエッチな話とか全然できなくて(笑)。困っちゃうんですよね。つまんなくてすみません!」

——男性経験が2人で、いきなりAVで知らない男性とエッチすることには抵抗はありませんでしたか?
「撮影で何をするのかよくわかってなかったので、それも不安でしたし、エッチをすること自体がかなり久しぶりだったので、『大丈夫なのかな?』と思ってましたね。あまりに不安だったので、監督にオモチャを借りて、鏡の前でフェラの練習をしたりして『どういうふうにすればいいんですか?』って聞いてみたんですけど、『そんな、バージンじゃないんだから~』って言われて(笑)『真面目に考え過ぎ。普通でいいから』って言われるんですけど、何が普通なのか自信がなくて。実際の撮影は、緊張し過ぎてあまり記憶がないんです。でも、撮影前は『人前でエッチするなんてできるのかな?』って思ってたんですけど、それは意外とできるものだなって思いました」

——憧れのAVの世界に入ってみて、どうですか?
「楽しいです!今は毎日が充実してて、前よりは今までと違う自分を見つけられてたかなって感じてます。生きた心地がするっていうか(笑)やっぱりそれまで苦しかったんですね。当たり前に勉強して、学校に行って家に帰ってっていう生活が。今は毎日違う場所に行ったり、違うことを経験したりできる。おもしろい話もたくさん聞けるし、おもしろいこともたくさんあるし。毎日が新鮮で楽しいです」

——このお仕事をする上で、大切なものって何だと思いますか?
「まわりの人への感謝の気持ちですね。まわりの人の助けがなかったら、自分一人では何もできないです」

——逆に言えば、一歩踏み出せばまわりの人が助けてくれる?
「そうですね。一歩踏み出したことによって、たくさんの人が応援してくれるし、自分の世界も広がると思います。エラそうなこと言える立場じゃないですけど……」

——では、最後に『てぃんくる』読者の女のコたちにアドバイスをお願いします!
「楽しいお仕事だし、こんな私でもできるので、皆さんもきっと楽しくできると思います!」