ピンクサロンの店内は暗めの照明で、映画館やバスのように、大きめのシートが同じ方向を向いて並べられています。
その各シートに、女のコはお客様と一緒に座り、お客様のお酒の相手をします。
そこで、おしゃべりをしつつ、お互いにタッチを繰り返しながら、最終的に手と口でのサービスをするのが一般的です。

なお、ピンクサロンにはシャワーがないので、サービスの前後などの各種汚れを拭くときには、おしぼりを用いるのが一般的です。

ピンクサロンと一言でいっても、実は大きく分けて２種類のサービススタイルのお店があります。

1つ目は、来店されたお客様をマンツーマンで接客するタイプのお店。
もう一つは、俗に「花びら回転」といって、一人のお客様を入れ替わり立ち替わり、複数の女のコで接客するタイプのお店です。

いずれのお店も、お客様の接客時間は30～40分程度と短く、マンツーマンタイプのお店でも会話をする時間は、それほど長くありません。
特に花びら回転タイプのお店では、挨拶程度の会話しかする時間はないので、会話が苦手な人には最適でしょう。

ただ、どのタイプのお店でも、指名を獲得するには個性をアピールする必要がありますので、ある程度、印象づけるような会話など、何か特徴を持たせることができるといいでしょう。

構成／ 星野 憲由 イラスト／ほりたみわ