ソープランドなどの性風俗店では、法令に従って18歳未満の立ち入りを禁じています。
もし18歳未満の人を入店させたり、雇ったりした場合、お店は違法行為をしたとして、営業停止などの処分を受けることになります。
そのため、お店は面接の際に、運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど、顔写真付きで本人と証明できる書類で、慎重に年齢確認をするのです。
年齢の確認ができない場合は、本入店はもちろん体験入店もできません。

また風営法では、デリヘルなど従業員名簿を管理することも定められている業種もありますので、名前、住所、電話番号などの最低限の情報を、お店に知らせておく必要もあります。

しかし、人によっては、運転免許証など正式な身分証明となるものを持っていないこともあります。
その場合は（お店の判断にもよりますが）、健康保険証や学校の卒業アルバムなどでも年齢確認をしてくれるお店もあるようです。

保険証や卒業アルバムを年齢確認書類として提出する場合、中には、友達やお姉さんのものを借りて持ってくる人もいるようで、そのためお店はそれが本当に本人のものがどうかを証明するために、いくつか質問をすることもあります。

なお、もし悪用や偽造が発覚した場合、あなたを雇ったお店に迷惑がかかるのはもちろん、あなた自身も罰せられます。くれぐれもこのような証明書の悪用や偽造はしないでください。

構成／ 星野 憲由 イラスト／ほりたみわ