赤枝 街角相談室

毎週行われている「Dr.赤枝の街角女性健康相談室」の現場に“てぃんくる”が読者に代わって突撃取材!!

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婦人科検診を一度も受けたことがありません。検診って、どんなことをするの?受けるときに気をつけることは?

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子宮の入り口の細胞を採る簡単な検査。20歳を過ぎたら、年に一度は受けて!

「婦人科検診」とは、主に子宮頸(けい)がんの細胞診のこと。子宮の入り口(頸部)を綿棒でこすって細胞を採り、
病理診断を行います。細胞を採るのは1分もかからず、痛みもまったくありません。診断の結果は1週間ほどで
通知されることが多く、細胞の状態によって1~5の5段階に分けられています。スコアが1または2であれば正常。
3以上の場合、再検査や治療が必要になるので、早めに婦人科へ。また、診断に「びらん(組織表面の軽い傷やただれ)」があると
併記されることもありますが、びらんとがんは別のものなので、心配し過ぎなくて大丈夫です。婦人科検診は、
婦人科の病院で受けることができます。子宮頸がんは、早期発見すれば治る病気。20歳を過ぎたら、一年に1回は検診を受けましょう。

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イラスト2

生理日を避け前日に膣洗浄しない!

婦人検診を受けるときは、できれば生理の日を避けます。自分が不快なのはもちろん、出血が多いと細胞が
採れないこともあるからです。また、正しい結果を出すため、前日に膣の中を洗わないことも大切。
細胞を採る際、内診台に乗らなければならないため、服装はふんわりとしたスカートがベストです。
下着を取るだけでよいので着替えなどの手間が省け、身体も自然に隠せるのでリラックスして検査を受けられます。
婦人科検診を受けるなら、子宮頸がんの検査と併せて、子宮筋腫や卵巣のう腫の有無を調べる卵巣&子宮の超音波検査や、
乳がんの検査も受けておくとよいでしょう。結婚前やセックスのパートナーがかわったときには、さらに性感染症の検査も行っておくと安心です。

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1.港区医師会長退任慰労会で。お疲れさまでした♪
プライベート1

2.診療所スタッフとお花見@国際文化会館庭園
プライベート2

3.福島県いわき市救護団として出発!
プライベート3

出没

■街角女性健康相談室(無料)
 毎週木曜日 21:00~24:00 ガスパニックカフェ(六本木)03-3746-1017
■ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』 文化放送(1134kHz) 毎週金曜日 26:00~26:30
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
 毎月第2金曜日 22:00~25:00 クラブジャマイカ(西麻布) 03-3407-8844 ※1drink(¥700)のみ必要
 毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)

検査
検査

※会場内で封筒を開けることは禁止されています。家に帰ってから開けてください。
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。

エイズ事情

妊娠・出産を望む女性にとって、婦人科検診はとても大切。また、年に一度の検診は、性感染症の検査を受ける
よい機会でもあります。HIVをはじめとする性感染症は、主にセックスによって人から人へうつります。
特にHIVは、進行するまで症状が表れないため、検査を受けなければ感染しているかどうかを確認することがで
きません。症状が出ていない間もウイルスには感染力があるため、気づかずにいると病気を広めてしまう可能性も
あるのです。HIVなどの感染症を防ぐため、必ずコンドームを使うこと、そしてセックスのパートナーがかわったときには
性感染症の検査を受けることが大切です。

赤枝恒雄

赤枝六本木診療所院長
赤枝恒雄

東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/

監修/赤枝恒雄
構成/野口久美子
イラスト/桜井輪子