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第46回 アンチエイジングケア
年齢とともに肌が衰えるのは当然。
そんなふうに思っていませんか?
ところが、スキンケアや生活習慣を見直せば、老化を予防することも可能なんです。
監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
イラスト/トシダナルホ
ここ数年、美容業界でよく聞かれるようになった「アンチエイジング」。
アンチエイジングをウリにしたコスメやクリニックも多く見られます。
「アンチエイジング」とは、年齢とともに生じる、肌の老化を予防するテクニックのこと。
肌を若返らせようとするのは難しいことですが、健康で活力のある肌をできるだけ長く保つことは可能といわれています。
そもそも肌の老化は、肌細胞が酸化することから起こります。
原因は、紫外線や乾燥などの外的刺激、食生活の乱れ、喫煙、ストレス、睡眠不足など。
そのため、アンチエイジングの方法は、身体の外側、内側から酸化を防ぐことが絶対条件。
規則正しい生活や基本のスキンケアを実践して、いつまでも若々しく美しい肌を目指しましょう。
☆脳が老けると身体も老ける?
皮膚は脳の疲労や老化を受けやすい部分。
つまり脳が老けると身体も老けてしまう!
睡眠をしっかり取って脳をリラックス、活性化させるトレーニングゲームがオススメ
○肌を清潔に保つ
余分な皮脂やメイク汚れは酸化の原因に。
メイクはなるべく早めに落とし、洗顔、化粧水、乳液の基礎ケアを欠かさないこと。
○肌のターンオーバーを正常に
毛穴汚れが詰まったままでは、肌のターンオーバーもうまくいかないもの。
洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開かせ、しっかり汚れを取り除こう。
月に2、3回のスクラブ洗顔も◎。
○紫外線対策が重要
肌の老化原因の一つが紫外線。
秋になっても紫外線対策は怠らないこと。
外出前には必ず日焼け止めを塗ることを忘れずに。
アンチエイジングに効果的なコスメや
健康的な生活習慣で美肌を目指す
●コスメ
コスメ選びも一工夫したいもの。
アンチエイジング効果の高い成分を配合したコスメを選びましょう。
○コエンザイムQ10
一昨年あたりからブームに。
抗酸化力が高く、保湿効果やシワ予防にも◎
○ヒアルロン酸
水分を保つ保湿成分。
年齢とともに減少するためコスメで補いたい
○ビタミンC
美白成分の代表選手。
抗酸化作用にすぐれ、ニキビや皮脂を抑える効果も
●生活習慣
生活習慣を見直して、身体の内側から健康美肌を目指しましょう!
1.甘いものを控える
甘いものには老化を早める作用が!
砂糖たっぷりのスイーツなどはほどほどに
2.抗酸化作用のある食品を摂る
サケ、エビ、カニ、イクラ、タイなどの赤い魚介類は、抗酸化力が抜群。
積極的に摂取しよう
3.ビタミンE+Cで酸化を防ぐ
ブロッコリーやホウレンソウ、グレープフルーツなどに含まれるビタミンE、カボチャやアーモンド、タラコなどに含まれるビタミンCをダブルで摂ると抗酸化力アップ!
4.水をたっぷり摂る
目安は一日に1.5リットル程度。
一度にたくさん飲むのは難しいので、何回かに分けて摂ろう
☆リンパの滞りを解消させるマッサージ
たるみ顔を防止するにはマッサージが効果的。
フェイスラインに沿って、手のひらであご下からこめかみに向かって10回程度やさしくさすり上げよう。
身体が温まっているバスタイムに行って
身も心も健やかに過ごす
それが一番のアンチエイジング
スキンケアや食生活ももちろん大切ですが、毎日を楽しく、幸せな気持ちで過ごすことが最高のアンチエイジングケアです。
逆に慢性化したストレスを抱えたままでいると、老化が早まることも……。
ささいなことでも、日常生活に新しい発見や楽しみを見つけて、毎日を充実させることが老化防止への第一歩です。
まずは自分を知ることから
エイジング進行度チェック!
あなたのエイジング進行度はどのくらい?
当てはまる項目をチェックしよう。
□ インスタント食品をよく食べる
□ ほぼ毎日、入浴はシャワーのみ
□ タバコを吸っている
□ 最近トキメクことがなくなった
□ メイクを落とさずに寝てしまうことが多い
□ 風邪をひきやすく治りにくい
□ ニキビや吹き出物ができやすい
□ 便秘がちだ
□ 野菜や果物をあまり食べない
□ 休みの日は家でゴロゴロすることが多い
□ 紫外線対策はほとんどしていない
□ 生理痛が重い、生理不順などの症状がある
・3個以下
今のあなたは年相応。
今の状態を長く保つ工夫が必要。
・4~8個
実年齢よりも老化しているかも!
酸化対策をしっかりと。
・9個以上
エイジング進行度はヘビーレベル。
今すぐケアを始めて!
毎日サプリを服用していますが、あまり効能がわかりません。
アンチエイジングに効果的なサプリを教えてください。
まずはマルチビタミンを摂取することをオススメします。
マルチビタミンで身体の機能調整をしたうえで、抗酸化成分を配合した「αリポ酸」、「CoQ10」を合わせて摂りましょう。
組み合わせて服用すると、より効果的な働きが期待できます。
上手にサプリメントを服用して、美肌づくりに役立ててください。
形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓
11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。