女の保健体育

女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

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スタート

03時限目

自分のおまんと
もっと向き合おう! ①

唐突ですが。
女の性、といったら、皆さま何を想像しますか?
女の性……といったら忘れちゃいけねえ、今回のテーマはもちろんアソコしかないっ!! 
アソコ? アソコって何よ?
ええっと……な、なんて呼ぶのがいいんでしょう……(汗)。
そうです、今回のテーマは「女性器」でございます。

それにしたって皆さん、自分の「女性器」って超ナゾじゃないですか!?
「こんなに近くにいるのに、あなたのことがわからないよおおっ!」って、ちょっとしたトレンディドラマのような関係ではございませんか?
ぶっちゃけ、殿方とナニを致すそのときまで、ほぼ無法地帯といっても過言ではない……。
男性器と違って「チンチン」といったポップな呼び名もないですし……そもそも女性器の名称を口に出して言うことなんて、私でさえ若い頃ははばかられましたもの。
「ま○こ」……なんだかスンゲー卑猥(ひわい)に聞こえる。
「お○んこ」どうしよう!! もっと卑猥になった……!!
アワワワなんだかこの呼び方ってメンズを盛り上げるためにあるような気がしてならないんですよねえ。

それにしたって、なんでチンチンというワードがポップで、ま○こが卑猥に感じるのか……チンチンってテレビでも聞きましたよね(今はダメっぽいですけど)。
チンチンがまだ放送禁止用語じゃないっぽかった世代で育ちましたからねえ。
テレビでま○こって完全アウトですもの。
市民権があるかないかっつったら、チンに比べま○こは日陰の存在……
なぜそうまでしてま○こは隠ぺいされるのか……、何か悪いことでもあるのか……。
「デリケートゾーン」という不思議な呼び名も生まれてしまった……。
社会がそこまでま○こを隠しておきたいのには、きっと訳があるに違いない!!
……ハッ!! そうだ!!
男たちが「ま○こ」という存在を神格化させ、秘密の花園にのし上げるつもりなんだわ!!
男たちの興奮を盛り上げるために……そうに違いない!!
……ふざけて言ってますけど、なんだかそう思ったらムカつきますね。


そうなんや、みんなビラビラしとるんや!
おまんって、皆さんご自分もお持ちだからわかると思いますけど、とんでもない構造してますよね……。
言葉で表すなら、びらびらべらべらはんびらはむ!!!!
チンチンはいいわよね!
露出してるもんだから、銭湯に行けばみんなどんなもんか見られるんだから。
女子は股の奥だから御開帳しなきゃ見られませんし。
婦人科の先生にも聞いたのですが、「私のおまんの形が変」と病院に来る方は結構いるそう。
比べるものもないから、心配しちゃうんですよね。
わかります!

かくいう私も、思春期の頃は気にしておりました。
あれは中1のときでした。
好奇心で気になって、ある日、手鏡でそっとご対面。
もうね、ホラーですよ。
エイリアンですよ。
そこには確実にB級映画クラスの化け物がおりました。
「し、死にたい!! いつかこんなところを好きな人に見られたり触られたり、あまつさえ舐(な)められたり!?」。
想像するだけで気が変になりそうでした。

だから彼氏ができたときも、そういう雰囲気になるじゃあないですか。
しかしひたすら拒否してましたよ!
なぜならおまんコンプレックスだったからです!!!!
おまんを見られるくらいなら……と、先にフェラ抜きを覚えました……(死)←どおなの? (汗)

そんな、嫌で仕方なかった御開帳。
でもやるときはやってくるんですね、人生。
もちろん部屋は暗めにしていただきましたが、いざやってみても、「お前ビラビラやばくね!? マジエイリアンなんですけど!」と相手にドン引かれるわけでもなく、無事に事無きを得たのです。

なんか、大丈夫みたい……ということで、私はすっかり自分のおまんコンプレックスを忘れ、大人になっていったのでした。

ビラビラさんの巻
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