あちこちに広がるセックス特集の波。
誰もがやってるセックスだけど、一体セックスって何なんだ!?
今回は、子づくりから発展した、娯楽・愛情表現……多岐にわたるセックスについてのお話です。
交尾、エッチ、セックス、セクース、ハメる、パコパコ…などなど、性行為を表す言葉はいっぱいあります。
こんなにたくさん言い方があるんですねえ、と感心してはみたものの、よくよく考えたら隠語だから呼び方がいっぱいあるのね！と、コラム書き始めで発見して、勝手に感動しております。
おちんもおまんもそうだものね。
なんだかその言い方の種類の多さに、日本人の恥じらいの文化を感じます！
と、わけのわからん始まりになってしまいましたが、今回はド直球ですが「セックス」についてお話ししたいと思いまする。
セックスはオシャレか!?
それにしても「セックス」って言葉は、すっかり市民権を得てきましたねえ。
電車の中刷りにも、雑誌の表紙にも、「セックス」って平気で書かれていますもの。
逆に、なんだか「セックス」って言葉がオシャレに感じてきてしまうほど、メディアの力ってすごいもんです。
そもそもセックスって子づくりのためにあるもの。
人類は文明を発達させていくとともに、子づくりである行為がオシャレな娯楽のようにもなっているのですからそりゃ驚きです。
十人十色のセックス感
この業界でお仕事をしていて、AV女優さんのインタビューに立ち会うことが結構あったのですが、必ずと言っていいほど「君にとってセックスとは？」と質問されるのです。
最初はエロエロなインタビューなので、かわゆい女のコが「最高に気持ちイイこと♡」なんて言うのが妥当な答えだろーなーと思い過ごしていたのです。
けれど、よくよくいろんな女優さんの答えを聞いていると、みんなそりゃあ全然違う答えなんですよ。
「愛情表現」「娯楽」「仕事」などなど……なんだかセックスっていったい何なんだ？と私も思うようになったのです。
初エッチは誰とする？
私が思春期真っ盛りの頃は、ティーン誌と呼ばれる、エッチに対して開放的な雑誌がありました。
AがキッスでBがペッティングでCがエッチ!!という、なんともトレンディな時代で、いわゆるティーンズラブとかもはやりだしていて、育ち盛りのわたくしは、そういった雑誌・漫画なんかでエロの知識を取得しておりました。
今思い返してもこの文化はすごいなあ、と思うことがあります。
野外・レイプなんでもアリ!?
おもしろそうなのと、ティーンズラブ的には、レイプっぽいのもあるし、野外もあるし、結構ハードな内容なんです。
「子供にセックスに興味を持たせて!!」ってPTAが怒りだしそうな内容なのですが、ところがどっこい、どのストーリーも一貫して「初エッチは大好きな人に捧げる」という一本軸があるのです。
そこを成就させるまでに、ほかのイケメンくんに襲われたりしちゃったりするんですけど、結果、「エッチは好きな人としましょう」という、NHKの中学生ドラマを見たあとのような教訓を感じることができるんです。
これ、皆さんも刷り込まれていませんか?
好きな人以外とのセックスには、なんか罪悪感があるなあ……というのは、この影響が大きいのではないか!?と、勝手にもくろんでおるのです。