性教育。
それは大体小学校中学年あたりに行われる、生殖の仕組みを学ぶ授業であります。
保健体育ともいいますね。
この保健体育の教科書には、前半は運動のこととか、ケガのこととかが載っているんです。
しかし、新学期に教科書が配られるやアズスンアズ、児童たちはパラパラーッと教科書を見るわけです。
新しいものには興味津々ですからね。
そこで、クラス一マセてる男子あたりが、男と女の裸のイラストを見て騒ぎだすわけです。
男子「おー! チンチンだぜ! チンチン!」
女子「キャー!! 男子やめなよー!」
うーん、なつかしい…この感じ(笑)。
そう、保健体育の教科書が配られるタイミングと、肝心の性教育の授業をするタイミングにだいぶラグがあるため、児童たちは授業を受ける前に「性」に対して興味津々、好奇心大爆発してしまうんです。
この空白の期間に、どこかからかエロい知識を得た男子が吹潮し、みんなエッチなことに興味を持ち、性に芽生えていくような気がします…。
セ、セ、セックス…!?
そんな私の性教育の思い出といえば、ちょうど世の中でエイズが問題になっている頃でした。
テレビCMで「コンドームを使おう!」というワードがバンバン出ていました。
「コンドーム? 何ソレおいしいの??」というくらい、チンプンカンプンだったのですが、ある日クラスのマセ男子がこう言ったのです。
男子「コンドームはセックスのときに使うんだぜ!」
牧野P「(セックス?? なんか聞いたことあるなあ…)あ! テレビドラマで男の人と女の人が抱きあってるやつのことでしょ!」
と、物知りぶって私が言いました。
すると、マセ男くんは嘲笑し、
男子「ちがうぜ! チンチンを女のアソコに入れるんだぜ!」
牧野P「えーーーー!?!?!?!?! 何ソレ!!!!!」
… 子供心に衝撃でした。
赤ちゃんはどこからやってくる!?
セックス、そもそも赤ちゃんをつくる行為は、なんかこう「好き」って気持ちがいっぱいに膨らんで、好き同士がくっつくと光に包まれておなかに赤ちゃんがやってくる、と勝手に思っていた私…!
(なんてウブなんだ…!)
そもそも自分の股間に穴が!?
この時は穴があるなんて知らず、ナイフで切ったりするのか…と思い、怖くて怖くて仕方ありませんでした。
でも、怖いのに、なんだかとっても股間がウズウズする気分になったのを覚えています…
これが本能なのでしょうか?
ただの変態なのか…。
そんなこんなで性教育を受ける前に、意外に子供たちはどこからともなく情報を仕入れ、性に興味を持っていき、明らかに不確かな情報で、好奇心旺盛な子供たちの頭はどんどんでっかく膨らんでいったのです…。
そのことが、このあとに行う性教育の授業で大騒ぎを招いてしまうだなんて、誰も思っていないのでした…。
ふふふ…次回に続く!!