(前回までのお話)性教育の授業を受ける前に、さまざまな手法で性知識を取得していく小学生たち…果たしてその後!?
好奇心旺盛な子供たちはあらゆる性にまつわるネタを集めます。
そのスピードときたら、風のごとし…というより、世の中にエロいもんがあふれまくっているわけですよ!
土手に落ちているエロ本、お父さんのAV(なぜかラベルにはドラ○もんと書いてある、たやすいフェイク…)、漫画やドラマのエロシーン、などなど…。
そしてコンドームを自販機で手に入れるヤツも現れてきました!!
( 私の近所にはなぜか、いまだに明るい家族計画自販機がそこかしこにあります…。住宅街だから… ?)
裏山に集合し、パッケージを開け、封を開ける…。
男子「うわ! なんかヌルヌルしてんぜ!?」
もうこれだけで大興奮!
ヌルヌル=エロいという発想は、こういう経験から生まれるんじゃないか、ってくらい。
風船みたいに膨らましてみたり、水を入れてみたりして遊びました。
ところがなんと!!
間抜けな男子が学校のトイレにコンドームを落としやがったのです!!
担任は女性だったのですが、大パニック&大激怒!!!!
もうパニックしまくりで我を忘れるくらい、ブチ切れておりました…。
その後男子たちは説教をくらい、罰掃除をする始末。
ところがよりにもよってその数日後に性教育の授業を行うことに…。
わざとではなく、本当にタイミングがバッチリだったという…。
キレ気味の先生 vs はしゃぐ生徒
その授業は最初から様子が変でした。
先生は明らかにコンドーム事件を引きずっており、警戒心丸出し、なんとなくすでにキレている感じ…。
それにもかかわらず、児童のテンションはマックスです。
やっと、やっとセックスのことが解明するんだぜ!?という、とてつもない高揚感…。
いつになく集中力の高い授業態度。
そして授業は開始しました。
ところが―。
先生はキレた様子で、教科書に書いてあることだけをひたすら淡々と読み、終了。
え?
ほうけた児童…。
しかし間抜けな男子が「先生、セックスが気持ちいいのは本当ですか?」と、とんでもない質問を!!
皆心の中で(グッジョブ!!)と親指を立てたのは言うまでもありません。
先生はというと、顔を真っ赤にし、大激怒。
結局説教で授業は終わってしまったのでした。
大切なことだからちゃんと話そう☆
当時は「なんだよ、つまんないな」くらいの気持ちでいましたが、大人になった今、とても強く思うことがあります。
不本意にしろ、世の中にはエロいものが平気であふれています。
それは多分、止めることができない事実なのだとも思うのです。
私のときもそうでしたが、子供はエロいこと、ことさら下ネタへの好奇心は相当なものです。
だからこそそれを利用して、ちゃんと教えてあげなくてはいけないのだと思うのです。
セックスは気持ちいい、確かにそういうところもあるよ、でも病気とか望まない妊娠とかリスクもある。
セックスは好きな人とのコミュニケーションでもあるから、ひとえに子づくりというわけでもなくて、いろいろな面を持っているんだよ、だからこそ、ちゃんと勉強をして、正しい知識を持った上で、しましょうね、と。
洗いざらい話されたほうが、意外に興味をなくすもんです。
みんな隠し過ぎ!!!!
超気になるじゃないですか!!!!
エロは薬にも毒になる。
正しい使用方法をもって実行することは、大人のたしなみですからね!!