今回はとんでもないタイトルでお送りしたいと思います。
ズバリ「満臭事変」。
え?
なんじゃそりゃ??
って?
それはもう、おまんの異臭騒ぎに決まってるではありませんか!!!!!
おまんのにおい。
もとい性器のにおい。
これって、誰かと比べようがないもんだから、やたらめったらな不安がかき立てられる性の悩みの一つです。
人は、いつどうしておまん臭が気になりだすのでしょうか…。
私の記憶をたどり始めると、ひとつのキーワードが浮かび上がってきます。
「イカ臭い」
小学校中学年くらいでした。
私がよ○ちゃんイカやイカソーメンといったイカ系駄菓子を食べていると、男子たちがニヤニヤしながら「イカくせえ! 牧野イカくせえ!!www」とからかってきたのです。
なんでイカのにおいにこんな異常な反応を示すのか。
こんなにもイカ系駄菓子はおいしいではないか!と、私は不思議で不思議でたまりませんでした。
「一体なんなんだよ!」とキレかかってみると、男子たちからはとんでもない言葉が。
「イカのにおいって、アソコのにおいに似てるんだぜえwww」
今になってみれば異常としか思えない小学男児たちですが、私はその言葉を聞いて、なんだかイカ系駄菓子を食べるのが恥ずかしくなってしまい、それ以来人前で食すことを控えるようになってしまいました。
イカのにおいがアソコのにおい…
それまでおいしそうに感じられたにおいが、アソコというキーワードによって、なんだか急に生臭い、当時の私にとっては排泄器官としてのイメージが大きかった「性器」、ということも加え、ものすごく嫌な印象に…。
こうして、私の頭の中に「性器はイカのような生臭いにおいがする」という刷り込みが与えられたのでした。
鏡に映ったグロテスクなおまん。
小学校も卒業し、思春期を迎え、だんだん「性器はおしっこをするだけのところではない、ちょっとエッチなことをするときに使うんだ!」という明確な知識を得始めたころ。
「いつか好きな人とエッチをするときがくるんだ…!」という少女漫画的なドキドキを胸に描いていたわけです。
ところが、ハッとするのです。
「そうだ、漫画にはにおいがないけど、実際にはイカのにおいがするんだ…!」
てか、好きな人にそんなイカイカしい自分をさらけ出すなんて嫌過ぎる!!
つら過ぎる!!!!!
…という、わけのわからぬトラウマに見舞われ、においが気になって気になってしょうがなくなる時代を迎えました。
で、この多感な時期に鏡で初めて自分のおまんに対面して「化けものだ、死にたい」と思ったりして、余計に消極的になっていくのですが、一応、においとかもかいでみるわけですよ。
でも、特別異臭がするわけでもなく(生理のときは仕方ない血液臭はありますが)。
でも自分のにおいは自分にはわからない説を聞いて恐れおののいたり。
セックスチャンス キタ━(゚∀゚)━!
そんな最中に巡ってくるんですよ、初のセックスチャンスが!!!!!
しかし、当時の私は本当に嫌で嫌で嫌過ぎて、「御開帳だけは絶対に嫌!! その代わりにフェラするから勘弁してください!!」と、処女にしてセックスより先にフェラを習得するという異常事態に見舞われたのです。
今だったら、「なんでフェラしてやんなきゃいけねんだよ!」ってキレそうですが、当時は本当に必死だったのですよ…!
結局そのせいなのかなんなのかわかりませんが、その彼とはフェラ止まりで別れてしまったのでした…。