女の保健体育

女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

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42時限目

ヤリチンvs ヤリマン②

前回に引き続き今回も、最近私が最近疑問に思っている「ヤリチン・ヤリマン」についてお話ししたいと思います。

ヤリチン——それに比べてヤリマンは……ひどい言われようです
同意語に「肉便器」「公衆便所」なんて言葉があるくらい。
男たちにとっては本来都合がよく、ありがたい存在でありながら、自分の彼女や嫁が身体の浮気をしたら許せないとのたまう男がほとんどだそうです。
つーか、テメエと同じじゃんか!!
自分のやってることは棚に上げる……もはやそれは男の本能なのか?なんて思っちゃいます。

風俗に来て、やることやってスッキリしたくせに、嬢に説教をするヤツみたいな……多くないですか!?
てめえなんざ、金払わねえとエッチなことできないくせに、何を偉そうに!って思うのですよねえ。

男どもに言ってやりたいのは、どうして「ヤリマン=誰にでもヤらせる」という発想になるのだ、ということ。
だって、もし本当にヤリマンが誰とでもやっちゃうなら、この世の中から童貞は消失しているはずじゃないか!!!!
(どっかで見た「ヤリマンvs童貞の論争」で言われてました。なんと的を射た意見!)
確かに、男に比べたら女は、やりたいと思ったときにやれる。
ハードルは低いかもしらん。
でも、誰でもいいかっていったら、それは大間違いなのよ!!!!!!


恥じらい…うざっ!
セックスは恋人としようがセフレとしようが、一歩間違えれば妊娠・性病などがつきまとう行為。
そこそこ信頼の持てる相手じゃないと、女子はなかなかお股も開きにくいもの。
そして、女が積極的にセックスを楽しむことへのタブー感
それってやっぱり、日本男性が「恥じらい」大好きなので、「女性には恥じらっていてほしい!」というためのステマな気がしませんか?
だからヤリマンは侮蔑的な扱いを受けるんではなかろうか。

もちろんわかってはいるんです。
悔しいけれど、男性が勃起しなければ我々はセックスができない……。
しかし、こうも勃起優先的社会なのには、いいかげん腹が立つったらありゃしない!!!!
いいじゃん!
女だってセックスを楽しみたくって何が悪いのだろう。

シルクラボで恋人のラブラブHを描いている私がこんなことを言うのも変かもしれませんがwww


ナイスチンコー!!!
なんかねえ、「好きな人としかしちゃいけない!!」って縛るのは、後々自分の首を絞める気がするんです。
性をお仕事にしてきたせいで、私もちょっと感覚狂っているのかな……むう。
あと、「ヤリチンは本能でヤリマンは自尊心だ」という説も何かで読みました。
その意見も「はああ!?」って思っちゃいましたけどね。
なんで女の性欲には、そうやってフタをしようとするのかしら!!
私、セックスしているときに「ああ、私セックスしてるわ! 愛されてるんだわ! 女として魅力あるんだわ!!」なんて思ったことないですよ。
「もっと右!! ああ違う!! くそ、自分で動くか!!」とか「ナイスチンコー!!!」とかですよ(痛)。
それは自尊心なのか……?
いや、本能、ていうか性欲!!

セックスを楽しむのも、大人だからこそのたしなみ。
もちろん避妊とか(あと既婚者はダメ!! 法令遵守!)マナーは絶対守ってやれば、誰に文句言われることはないのです。

ヤリマン、って言い方はやめて、チンポソムリエって言いませんか? 
チンポソムリエール……おう……なんて高貴な……!!

皆さまもぜひ、ご自分のコーマンに合った年代・香り・産地のチンポをテイスティングしましょう!!!!!www

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