よくよく考えれば、私は中途半端なぺろっぺろ人生を送ってきて、中高のころから朝に弱く遅刻ばかりしている結構だらしのない人間で。思えば、努力ってずっとしてきてなかったのかもしれません。
若いころ、こんなことを友達と語り合っていたのを覚えています。
「努力って言葉は嫌いなんだよね~。てか、好きなことは苦になんないから、努力とは違うんじゃん?」
ギャーーーッ!!!!!
クッソ恥ずかしい!!!!!
なんなんでしょうね、あの若いころの大人に対する反骨精神!!
今、本当にそれがかっこ悪くて恥ずかしくて。池があったら飛び込みたいです!!
でも、今はそうは思わないんですねえ。
ジワジワくる幸せ☆
少なくとも、AV会社に入って一番身にしみたのは「理不尽な労働環境(眠い、つらい、帰れない)」なのですが、仕事で、自分が今まで持っていた能力を使ってみて、でも仕事だから趣味とは違って無理してでもやらなきゃいけないわけです。それが努力なんだと思うのですが、この経験をしてきて本当によかったなあ、と思います。
SILKを立ち上げて、ある日本当に一人でやっていくことになって、すんごいつらいし、一緒に気持ちを共有できる人もそばにいないし、本当にヤバかった時期がありました。プライベートなほうでもいろいろあったり……(涙)。
それでも、たくさんのSILKファンの方から、エロメンではなく私にまで、おいしいおやつを送っていただいたり、「SILK作品で癒やされて仕事頑張れます!」という、至極ありがたいことこの上ないお手紙をいただいたり…。
大変なのは大変なのですが、こんなに生きがいのある人生を送ることができて、すごく幸せ者なんだなあと思っています。
これを見てる皆さんも(見てます? 見て!!)日々いろんなことを抱えていらっしゃると思います。お仕事だったり、家庭のことだったり。
「もうだめだ!」という日も、時にはあるでしょう。でも、こんな私みたいなぼしゃぼしゃのトンチキチンな女でも、何かを成し遂げる、ということができるのですよ…!
学生時代は寝てばっかりで、まともに授業も受けてなかった私ですが、ちゃんと社会人として一応成立しているんですから。
某バスケット漫画の某監督も言ってました。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」
くーっ!!! 泣ける!!
というわけで、この連載が、めでたく宝島社さんから書籍化されます!
タイトルは
『女子の保健体育』(仮)
11月13日発売予定です!!!
書き下ろしもありますので、この機会にぜひまとめてお読みいただければ幸いですう!!
私個人的には、この本をぜひお子様の性教育に使ってほしいなあ…。「あ、女でもエッチな気持ちがあるのって普通なのね♥」って、フランクな世の中になりますように…☆
目指せベストセラー!!!!!!