12月発売のSILK LABOの新作のテーマ。それは「マッサージ」でございます。
AV屋が「マッサージ」という企画をすると、「え? それって普通のマッサージだと思ってお店に行ったら実は破廉恥なお店で、最後までヤラれちゃうみたいな!?」って発想になります。
ちなみにエロメンたちに作品のテーマを伝えたら、皆おんなじようなことを言っていました(笑)。
そのくらい、マッサージってエロに結び付けられているのかなあ(この業界だけかも?)…。
今回、マッサージをテーマにすることになったのは、とある出会いがきっかけでした。
たまたま仕事じゃないところで知り合いになった女性が、マッサージ師さんだったのです。
私がAVを制作していることをバラしたところ、彼女は「マッサージとセックスはとても似ている」ということについて、とっても熱く語ってくださいました。
そのお話があまりにもおもしろかったので、「じゃあ、私にマッサージしてみてください!!」と肉体関係を迫ってみたのでございます。
最近世にある「リラクゼーションエステ」と称するお店や整体って、実は資格なしでもできちゃうんですって。
皆さん知ってました!?(一応勉強できる機関もあり、整体師は民間の資格もあるらしいのですが、国家資格ではないため無免許には変わりないとか…)
ですが、彼女は厚生労働大臣認定あん摩・マッサージ・指圧師の資格も有している、いわばマッサージのスペシャリスト!!
それなのに、治療院ではなく、あくまでもリラクゼーションを目的としたオイルマッサージをやっていらっしゃるのです。
そもそも「マッサージが国家資格なのか!!」という驚きもありつつ、身を委ねたのであります。
お店はとても落ち着いたインテリアで、ヒーリングミュージックがかかっています。ああ、なにこのリラックス感!
着くなり早速、おいしいお茶をいただきまして、カウンセリングシートに最近の疲労事情を記入。お話をしながら、どこを重点的にほぐしていくのかなど決めていくそうです。
そしてまずは身体をほぐすためのシャワー。湯船にもお湯がはられており、もちろんザブンしましたよお。いい香りのアロマバスにつかり、やばい、マッサージ体験中に寝ちゃうんじゃないか…と、不安がよぎります。
お風呂上がりには紙パンツをはきまして、早速マッサージに!
このお店が特徴的なのは、エステベッドではなくマットでの施術なのです。「珍しいな~」なんて思いながらマットにうつぶせになると、彼女が私の上にまたがる形になってくるではないですか!!え? なんかちょっとドキドキ…。
ゆっくりとオイルを背中に塗りのばしていきます。このときの最初の手の感じ、今まで受けたどのマッサージよりもなめらかな動きで、すでにとろけそうな感じ。あとで聞いたところ、エステベッドだとマッサージするにも位置取りがしにくいそうで、一見ちょっとエッチな感じになっちゃうものの、マットでやったほうがやりやすくなるそう。確かに…。スケベ心出してすみません…。
そんなこんなで全身をほぐされていきました。何やら前半は「身体のコリをほぐすマッサージ」だそうで、日々の疲れがたまったバリバリの背中をもみしだいていただきました。そりゃもう気持ちよくって、悶絶しそうでした。
そしたらば後半戦。今度は身体がほぐれたので、「リラクゼーションのマッサージ」というモードにチェンジ。
これがね、もうね、本気でね!! やっば過ぎるんですわ!!!
手のひらが、腰のあたりから、片手でゆーーーっくりと首のほうまで上がっていくのですが、「え!? 人間!? 何これ!? ものすごい微振動の、人間の素材した電マか!?!?!?!?」っちゅーくらい、やばい気持ちよさなのです!!
最初のマッサージがスポーツ的気持ちよさならば、こっちのリラクゼーションの気持ちよさは、完全にセックスにおける前戯に一致している!!!!!
なんじゃこりゃあ!!!!!
(つづく)