セックスや病気について、何も知らないと一方的に被害を受けることになります。女性にはみんな、性に関する正しい知識をつけて、自分のからだを、命を守ってほしい。そのために私がお手伝いします。
こんにちは。最近風俗で働き始めたのですが、イソジンの使いすぎによる喉の炎症で悩まされています。製薬会社の人に聞いたところ、イソジンは薄めすぎると効果が半減してしまうため、原液にほんの少し水を足す程度で使うとよいとのことでした。でも、濃い濃度で一日平均5回のうがいは喉に負担がかかりすぎるようで、耳鼻科で診てもらったところ、炎症を起こしていると指摘されました。かといって効果の薄い方法では意味がないと思いますし、病気の感染が不安です。
何かよい方法がありましたらアドバイスしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
あなたの炎症の原因は本当にイソジンなのでしょうか。もしかしたら淋菌やクラミジアに感染しているのかもしれません。一度検査をしてみたほうがよいですね。
感染症から喉を守るには、イソジンもある程度効果はありますが、やっぱりコンドームが一番なんです。
フェラチオは感染の危険度によって3段階に分けられます。「F1.ペニスの先っぽをペロペロなめる」「F2.口に含んで出し入れする」の場合は危険度が低いのですが、「F3.口内発射する」は非常に危険です。相手の精液に含まれる性病の菌が喉の粘液にくっついて、必ず感染してしまいます。だからF3はできるだけ避けて。どうしてもという場合は必ずコンドームをつけてください。
不特定多数の女性と交際がある男性とオーラルセックスをしてから、喉の口蓋左右のあたりが腫れています。唾液を飲みこむと痛みますし、腫れ上がっているところを綿棒で軽くこすると黄色く汚れます。
この症状ですと、どんな性病が考えられますか?歯磨き、うがい等で清潔に保とうとしていますが、それで症状は軽くなりますか?
これは喉のクラミジアか淋病です。すぐに耳鼻科で検査してください。うがいは多少効果がありますが、歯磨きは歯茎を傷つけ、その傷から菌が広がってしまうおそれがありますので、過度にしないほうがいいですね。
それからフェラチオをする場合は、口内発射はさせないこと。相手が性病にかかっている場合、喉に感染する確率が非常に高いです。どうしても口内発射が避けられない場合、必ずコンドームを使用するよう心がけてください。
赤枝六本木診療所院長(産婦人科)。
東京医科大学卒、医学博士。
1977年、赤枝六本木診療所を開業。
若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com
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