カラダの悩み相談室
アカエダ

セックスや病気について、何も知らないと一方的に被害を受けることになります。女性にはみんな、性に関する正しい知識をつけて、自分のからだを、命を守ってほしい。そのために私がお手伝いします。

バックナンバー

膀胱炎とカンジダを、1年ほど繰り返しています。
婦人科にも通っていて、『膀胱炎の治療の際に飲む抗生物質 によって、膣内に常時いる菌たちのバランスが崩れ、カンジダが増えて痛痒くなる。
再発しやすい』と言われています。理屈では判るのですが、《頻繁にトイレに行きたくなる時期》と、《股が痛痒い時期》との繰り返しで、ノイローゼになりそうです。
膀胱炎の時期には抗生物質を服用している為、今妊娠したら、胎児に影響が出るんじゃないか…って事も不安です。体質的に、このまま一生、こうなんでしょうか?

あなたのように、膀胱炎とカンジダを繰り返す人は結構多いんです。
繰り返さないためには、膀胱炎の治療をしながら、予防的にカンジダの膣錠を使うといいでしょう。
抗生物質は妊娠初期の胎児には影響ありません。それよりも、きちんと薬を飲んで膀胱炎を治してしまう方が大切です。
カンジダは疲労、睡眠不足などが重なって、体の抵抗力が落ちたときに増えてくるので、生活を見直すことも必要ですよ。
また、あまりにも頻繁に膀胱炎になるのは、膀胱カンジダ症ということも考えられます。
何度もカンジダを発症する場合、彼がカンジダにかかっていて、セックスする度にうつってしまうのかもしれません。
彼にも検査を受けてもらうといいでしょう。

最近好きな人ができて、自分のカラダがどう見られているか気になりはじめました。
そして気づいたことですが、 性器が黒いということです。これは汚れですか?
それとも性器は黒いものなのですか?

性器が白い人はいません。
それに「ピンク色」なんてよく言われているようですが、そういう人は実際にはいません。
ほとんどの人の性器は茶色か浅黒い色をしています。もちろん、汚れではありませんし、心配する必要はまったくありませんよ。

アカエダ

プロフィール
赤枝六本木診療所院長(産婦人科)。
東京医科大学卒、医学博士。
1977年、赤枝六本木診療所を開業。
若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com

出没
■街角女性健康相談室(無料)
毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)