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元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。
総長の頃、はったりの利いたみりは「血も涙もない鬼」と呼ばれていた。言ったら喧嘩以外の運動もしていないから汗もない。あるとすれば、浮気した男を汗だくでフルボッコにし、血と涙を流させた事(笑)。
女子は毎月の来客によって血を流すが、それだけまた新たに血を作り出すから、やはり男よりも女の方がずっと新鮮だ。20代後半に入ると「賞味期限がそろそろ……」みたいなことを言う男どもがいるが、よっぽどお前らの方が腐りかけてんで、と思ったりする。
汗はかいた方がいい。みりは今、これから来るであろうブーム先取りでローラースケートを習っているのだが、小学生以来の激しい運動に物凄い爽快感を得ている。口から心臓が飛び出しそうな感覚に昔のマラソン大会を思い出し、一種の快感に近いものがあったりして、運動した日は身体が軽いし、何故か余計な事を考える事もない。悩みがあっても身体が疲れてるから、脳がそれ以上働かないのだろう。代謝もあがって、あっという間に身体が引き締まったし、汗をかいて老廃物を流す事でまた、身体を新鮮に保つ事ができる。かといって毎日は面倒くさい。激しいものであれば週1でもいいと思うし、寝る前の軽い筋トレは女性ホルモンの分泌を促すから、女らしさもアップしてさらに効果大だ。
涙も流したほうがいい。涙にはストレスが含まれているから、流す事でストレス発散になる。泣くのが得意じゃないって人にも必ずツボはあるから、過去に泣いた事柄を書き出すと共通点が見えてくるのでやってみて欲しい。感動なのか愛なのか悲しみなのか。みりは戦争もの(※)は必ず泣く。自らを犠牲にしてでも愛するものを守るという観点のお話にはめっぽう弱いし、そんな人間になりたいという希望が号泣させる。そしてこの共通点、なんと自分の生まれてきた使命を知るヒントにもなったりするから凄い。歌の歌詞でもいいし、映画やドラマでもいいし、童話や誰かの経験談でもいい。自分がそれによって泣いた共通点を書いていくと、自分が損得利益関係ないところの無償で喜びを感じるものがわかる。本来これが魂の求めるものだ。自分が本当にしたい事がわかってきて、そこに使命を知る事ができる。すると、たくさんの情報社会の中で、人生の選択が今までより楽しくなるのだ。
女という生き物は、何をしても鮮度を保つ事ができる。より新鮮な女を目指し、そんな女が増える事によって、男は鼻血を出し、かろうじて鮮度を保って欲しいと願う(笑)。