SM往復書簡
元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。

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SM往復書簡スタート
マーキー dearすぎはら美里
第5回「浮気」
「みりねぇ、ごめん…許せ、嫁!」
こわいよこわいよ~。みりねぇにブッ殺されるよぉ~!

しかし。つまみ食いはウマイ! CAN'T STOP MOVING HEART!!!

あ、でも、マーキーの場合、言うても「浮気」ではなく「浮体(ウワタイ・造語)」なのだ。なッ、陣内ク~ン!(シーン……)。

さて本題。先日わが身にも事件が起きた。問題は、遊び相手のナオンが“愛人契約”と称して、金を欲してきたことだ。

当然そんなこと免疫のないマーキーは「やかましい! 押忍!!」と“愛と金の関係”にダメ出しして、即刻オサラバしました。おととい来やがれ! ふう~~。

「イタリアの種馬」といえば、シルベスタ・スタローン(※1)だっけ!? 馬の世界では、名馬のDNAを残そうと、「種つけ馬」というシステムがあるそうだ。

そう、男女のカラダの構造上、オトコは正に「種馬」だよね。志村けんサンの「バカ殿」よろしく、かつての日本の将軍サマも「ちこう寄れ」なんつって一夫多妻制。

1日1人としても、第8婦人なんて、いつ出番があるのヨ!? ちなみに、ボビー・オロゴンの国は今もそうです。大変そうだけどチョイうらやましいかも……なんて、「スペルマ・スプリンクラー」と呼ばれたい、The男・マーキーなのだ!

そう! やるからには、覚悟を決めて、恋愛ワンダーランド!! クレイジーinラブ! ……これは人間の性(サガ)なんだネ! 男子諸君は、仮に“インサート現場”を見られても「カノジョを介抱しているだけだヨ!」と、シラをきり通すべし!

妻子あるオトコが一度でも浮気をしたら、死ぬまでその事実を他言せず、必ず墓場まで持って行き、末代まで封印すべし!
目指せ、完全犯罪! 違うかッ……「浮体」はヨシ! 許せ、嫁!! (&みりねぇ&読者の皆様!)

ビリー・ポール(※2)の往年の名曲『ME & MRS.JONES』は、召使いの黒人男(ME)と、お仕えしているご主人様の美人妻(ジョーンズ夫人)との、身悶えする位シビれちゃう、人目を忍ぶ「禁断の不倫」を歌い上げている。

1970年代ですら「浮気&不倫」は、お盛んだったのネ。ったく、見つかれば確実に殺されるヨ、ね、石田純一(※3)クン!

とはいえ。「欲しいモノは獲れ!」……ビヨンセ様もそう言っている。今の時代は女性の方が強い。もしかして浮気率も男女変わらず、むしろ伸び率では女性が上!(※4)といえるのでは!?

「隣の家の芝生は青く見える」のか、ヒトのモノを欲しがる性悪タイプは、いつも居る。浮気・欲望・人間の本性……永遠のテーマなのネ。

結局のところ「人はみな、恋をするとナチュラルに“バカ”になってしまう」と、マーキーは思うんだけど、みりねぇにもそんな、経験ありますか?
(※1)シルベスタ・スタローン…いわゆる「ロッキーの人」または「ランボーの人」。ハリウッドを代表するアクション俳優。↑戻る

(※2)ビリー・ポール…甘く切ない70 年代の黒人シンガー。艶のあるセクシーボイス&とろけるサウンドが“ 腰” に来る(指パッチンのポール牧師匠ではない)。↑戻る
(※3)石田純一…いわゆる「素足に革靴」の人。自らの不倫を肯定した発言が、マスコミによって“ 不倫は文化” 発言として報道された。肩にセーターを掛けていることも多い(通称“ 純一掛け”)。↑戻る

(※4)伸び率では女性が上…マーキー調べ。↑戻る
SM往復書簡エンド
イラスト:川崎タカオ
すぎはら美里からの質問
すぎはら美里からの回答
すぎはら美里
すぎはら美里
すぎはら美里◎レディース総長→AV女優→芸人→タレント&作家…テレビ・ラジオ・歌舞伎町(?)など、様々なメディアで活躍中の男前すぎる姉御。特技は喧嘩。シングルマザー。新潟県出身。
マーキー
マーキー
マーキー◎某キー局勤務、TV番組&コンテンツ制作マン。朝シャン&昼シャン&当然、夜シャン!!三度の飯よりシャンパンを愛す、ちょいワルならぬ“ 極ワル”アラフォーギョーカイ人。東京・下町出身。ソウル・ミュージック好き。