元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。
第34回 「世界一・日本一」
「大河の一滴~イケメン裸祭り~」
「W杯」スペイン優勝で幕閉じたネ。日本の侍ブルーの健闘にカンパイ! イイ夢、見させてもらいました。僕らの時代のヒーローは、その後すぐさまヨーロッパ各国のクラブチームに引き抜かれ、旅立って行った。つまり「W杯」の主戦場は、世界に羽ばたく自己アピールの場でもあるのヨ。長友選手がスゴイね。ディフェンスで世界に認められたのは、日本人初! 正に日本一のオトコ! あっぱれ♥ 坂田利夫サン、よしもと所属の「アホの坂田」として、超有名だが、あの背の低さでツルピカ、一生ひとりモン。変人ぶりでは群を抜くが、愛嬌度もピカイチで、あのナイナイ岡村サンの理想の芸人像として、お茶目度No.1に君臨している。マーキーも、ごヒイキにしているヨ。
芸人といえば「鳥居みゆき」が超スゴイ! 赤坂・草月ホールでライブ見たけど、開演前から皆の期待値がワクワク。単独ライブだけに力が入る。案の定、「毒」と「愛」に満ち溢れた、めくるめく2時間だった。当然マニアな男のファンも駆けつけたが、ぬいぐるみのクマちゃん抱いた“みゆきフリーク"な女子が客席を埋めていた。決してTVでOAできない、狂った果てのパラノイアな世界観を久しぶりに堪能した。アリガトウ、みゆき~! ……チミは天才!! このままオトナの常識ってヤツに汚されることなく、珍獣として生きて欲しい! それにしても、ダンナ様は一体どんなヒトなんだ……!?
みりねぇ言うところの「“思いっきり"が大切~!」には同感! 何かの修羅場に立たされたら、「何だかんだ言ったって、殺されやしないんだから!」と腹を決めてかかれば、何気にスムースに事が終わるモノ。その修羅場の数だけ、人は強くなれる。ぬるま湯に浸かってヌクヌクしてる人生なんて、まっぴらだゼ!!泣いても笑っても人生一度きり、GOFORIT!! 行くっきゃナイ!の精神で、世界No.1を目指そうぜ! ……そして道中、疲れたら、好きな人の横でゴロリと休めばイイじゃん。“宇宙年表"で言ったら、オレらのサイズなんて虫ケラ以下だし、生きてる時間なんて一瞬過ぎて、可愛いもんヨ。「男は度胸、女は愛嬌」な~んて昔は言ったが、最近は逆転して「女は度胸、男は愛嬌~」なんだってサ。「コレってアリ~!?」な感じですが、ひと~つヨロシク! 両方のタイプを行き来できる人生ってサイコー。オネエやゲイを大事にしよう!
てなワケで次号のテーマは、「世界一になるための、第一歩」。みりねぇの密かな努力、教えてチョ!
イラスト:川崎タカオ
すぎはら美里◎レディース総長→AV女優→芸人→タレント&作家…テレビ・ラジオ・歌舞伎町(?)など、様々なメディアで活躍中の男前すぎる姉御。特技は喧嘩。シングルマザー。新潟県出身。
マーキー◎某キー局勤務、TV番組&コンテンツ制作マン。朝シャン&昼シャン&当然、夜シャン!!三度の飯よりシャンパンを愛す、ちょいワルならぬ“ 極ワル”アラフォーギョーカイ人。東京・下町出身。ソウル・ミュージック好き。