いろんなお仕事を先輩達のインタビューと共にご紹介。理想の環境を探そう。
●早番のお仕事VS遅番のお仕事●
早番の特徴
お店によって多少の違いはあるものの、一般的に朝の10時から17時までの時間帯を早番と呼ぶことが多い。
早番で働く女のコは、風俗の仕事を専門にしている人が多く、さまざまな事情で一般のOLと同じ時間帯でなければ働けないというケースもある。
早番のお客さんの特徴としては、決まった曜日や日時に来る人が多いため、気に入ってもらえれば、リピーターになりやすく、お得意様としてつかむことができる。その半面、きちんと接客をしなければお客さんが離れてしまうので、仕事に対する意識を大切にしたいところ。
また、遅番に比べ、お客さんの流れが比較的ゆっくりとしているので、忙しいのは苦手というマイペースな人にはいいかもしれない。
メリット
●アルコールの入っていない、紳士的な男性客が多い。 ●ルックスやスタイルよりも、サービスや癒しを求めて来るお客さんが多く、頑張ればリピーターになりやすい。したがって、結果的に収入を増やすことができる。
●規則正しい生活を送ることができ、周囲の友人などとアフター5を楽しむことができる。また、風俗の仕事を周囲に隠している人は、ごまかしやすい。
●客の流れがゆっくりとしており、あせらず行動できるので、風俗初心者にも仕事をこなしやすい。
デメリット
●朝が早いので起きるのが大変。また、電車通勤であれば、満員電車の時間帯に当たるため、体力が必要に。
●遅番に比べて、フリーでの来客が少ないため、しっかりとした仕事意識が必要。稼ぐためには、指名を取ることが重要になってくる。
●指名してくれたお客さんの時間にあまり余裕がないため、遅刻をしてしまうとせっかくのチャンスを逃すことになってしまう。
●遅番に比べ、スタッフと込み入った話をする時間が少ないので、プライベートなどの相談をしにくい環境にある。
遅番の特徴
一般的に、夕方の17時以降の時間帯を遅番と呼んでいる。
遅番で働く女のコは、日中は学生やOLといった別の職業を持っていて、アフター5を使って風俗の仕事をしている人が多い。
客層は、仕事帰りのサラリーマンなどがメインで、ある一定の時間に集中して忙しくなるケースが多いようだ。そのため、お店が忙しくなった場合には次々に仕事をこなす手際のよさが必要とされるが、その分、頑張れば収入にもつながってくるのである。
早番ほど指名にこだわったお客さんが多くないので、より稼ぎたい人は、男性誌や風俗サイトといったマスコミに出て、自分をアピールするのも収入を増やす一つの方法といえそうだ。
メリット
●夕方からの出勤のため、起きるのが遅くてもOK。また出勤前に好きなことができる。
●学生やOLといった、日中に別の仕事を持っている人も、アフター5のアルバイトとして働くことができる。
●お酒を飲んで来る客も少なくなく、早番に比べて(一概にはいえないが)軽いノリで接客をすることができ、フレンドリーになりやすい。
●営業が終了したあとに、スタッフとの会話を持つことができ、いろいろと相談したり、悩みを聞いてもらいやすい。
デメリット
●時間によっては帰りの電車がなくなっているので、タクシーなどを利用して帰らなければならないことがある(お店によっては、送迎車を出してくれるところもある)。
●周囲の友人と時間帯が合わないことがあり、なかなか遊ぶ機会が持てないことも。
●集中的にお客さんが来て、かなり忙しくなることもあるため、手際のよさと精神力が必要になってくる。
●深夜または朝方の就寝になるので、翌日の起床時間次第によっては、銀行や病院、公的機関の営業時間に間に合わないことがある。
取材・文/星野 憲由