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お仕事NAVI-第67回-

お仕事ナビ
いろんなお仕事を先輩達のインタビューと共にご紹介。理想の環境を探そう。
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早朝営業の基本知識


早朝営業を行っているお店
風営法の関係で、ファッションヘルスなどの店舗型性風俗店は、深夜0時の営業終了が義務づけられています。しかし朝に関しては、日が昇ってさえいれば制限はありません。また、デリバリー系のお店は24時間営業が可能なので、あえて早朝開店というスタイルをとっているお店は少ないようです。

早朝の開店時間
開店時間を具体的な時間で表記している店も増えていますが、「早朝より営業」という表記をしているお店も少なくありません。ここでいう開店時間の「早朝」ですが、時間を一定に決めている店もあれば、毎日、気象庁発表の東京の日の出時間に合わせて開店している律義なお店もあります。お店ごとに開店時間が異なるので、入店の際に確認を。

早朝営業の客層
早朝のお仕事では、実際にどんなお客様が来るのかが一番気になるところだと思います。まず一番多いのが、朝方まで飲んでいた人。そして朝まで営業している飲食店の従業員、また夜勤明けの人などが来店します。そして地域によっては、近くに住むおじいさんも少なくないようです。ちなみに同じ早朝でも、暗く寒い冬場よりも、早く明るくなる夏場のほうがお客様が多いよう。

早朝営業の客付き
早朝は意外なほど稼げるといいます。しかし、早朝が夜ほど来客数が多いかといえば、そこまではありません。ただ、人気店では早朝も夜もあまり変わらない来客数を誇るお店もあります。ではなぜ稼げるのか。それは出勤する女のコの数が少ないから。来客数が少なめでも、出勤している女のコがもっと少ないため、たくさんのお客様につくことができるのです。

早朝営業で働くメリット


昼間中心の生活時間帯
早朝営業の時間帯で働くということは、当然、早い時間に仕事を終えることができます。何時まで働くかによりますが、一般的なOLと同じ時間帯で働くことも可能。これは、もし家族などに内緒で働いているとしたら、早い時間に働くことで信頼度が高まり、バレにくく働くことができます。さらに、一般企業に勤務する友達が多い場合、夜に働くようになると、どうしても疎遠になりがち。しかし昼間に働けば、自由になる時間が重なるため、交友関係をスムーズに続けることができます。 また、一般論ですが、やはり人の生活リズムは、朝に起き、夜に寝るのが基本です。体調管理に気を使う人は、こちらのほうが向いているかもしれません。それに、話題のテレビドラマやバラエティ番組、スポーツ中継などをリアルタイムで見られることも貴重でしょう。

早朝営業を行っているお店
実は早朝のお客様は、夜にいらっしゃるお客様よりも本指名を獲得しやすいという特徴があります。早朝のお客様は、夜のように何人かで連れ立って来るのは少数派で、多くが一人で来店されます。つまり、誰かに連れて来られたり、その場のノリで来る方は少ないのです。それだけフーゾク遊びに対して真剣なので、よりよい接客をすれば、リピーターになってもらえる可能性が高いのです。そして、一度指名を決めると、あまり浮気をしない傾向も強いようです。 また、開店からしばらくすると、お年寄りの来店が増えます。お年寄りであれば、まず乱暴にされることはないので、接客面で安心度も高いといえるでしょう。
 
取材・文/星野 憲由