CASE 09-1/4
楠本 さゆり(26歳)
呉服店店員 高知県出身
一番辛かったときに側にいてくれた彼と、幸せを掴みたい
さゆりさんは、ものすごくほっそりとしたアイドル顔の美人。楚々とした雰囲気で言葉遣いも丁寧、大企業の受付にいるようなタイプだ。けれどどこも気取ったところがなく、なんて言うのだろう、男性や人生に対する包容力のようなものがある感じだった。
話をしてみると、その『深さ』は、彼女の体験してきたさまざまな出来事で醸成されている気がしてくる。ものすごく真摯で、少し悲しい思いをしてきた彼女に共感し、自分を重ねることができる人は多いんじゃないだろうか。
彼女が聞かせてくれたストーリー。是非読んでみてほしい。
■著者コメント
みんな、未明のページに遊びに来てくれてありがとう。このページではみんなと同じ「フツーの女の子」のセックス体験を、大げさに書くことなく、ありのままに伝えていきたいと思います。
ていうのもさ、女の子のセックスに関する記事って、女の子雑誌だとどーしてもファンシーになっちゃうし、おっさん雑誌だと馬鹿みたいにねじ曲げられて過激に作られちゃうじゃない。でもさ、私たちのセックスって、マスコミがあおるみたいにただ過激だったり、お金目当てだったりするわけじゃないよね。私たち女の子は、たとえ風俗で働いてたり、時にはすごくエッチになったりしても、自分のセックスに「切実さ」と「真剣さ」を抱えてるはずなんだ。
そのへんを私は描きたかったし、ここに登場してくれた女の子たちも、真剣に自分のセックスを語ってくれました。きっと、みんなに共感する部分があると思うので、ぜひぜひ楽しみに読んでください。