初体験は高校の同級生と
「性的なことに関しては、小学校低学年にはもう知っていたかな。みんながくすくすしゃべるエッチな話を聞いて、なんとなく、ああ、穴があってそこに入れるんだな、という感じはあった。もっと小さいとき、自分の体が不思議で、こっそりと見ていたかも知れません。でも、普段の私は男の子たちとカンケリしたりして遊ぶ、どちらかというとおてんばな子。仲間の男の子と、エッチなことになったりはしなかった。
初めての性的体験は、家にかかってきた悪戯電話。まだ小学校高学年だったかな。『保健所の人間です。○○小学校の方ですか? 尿検査で異常が出たので、再検査をすることになりました。とりあえずパンツをそこで脱いでみてくれますか?』って言われたんです。まずはびっくりして、病気なのかと怖くなって。言われた通りにしたんですね。でもやっぱり変だなって。相手は若そうな20代くらいの男の人の声。気持ち悪くなって親を呼んだら、電話は切れてしまいました。でも、なんか強烈に印象に残ってる。男の人の鬱屈した性欲を感じた思い出です。
初体験は普通ですよ。わりと勉強できたんで高校は進学校に行ったんですけど、そこの同級生と。二人して夜中に私の母校の中学校を見に行って、忍び込んだ外階段でしました。痛かったです。2、3回トライしてやっと入ったの。彼はゴムは用意してくれてました。私の体のこと、考えていてくれたんですよね。早く大人になりたいって思っていたから、嬉しかった。本当に。
彼とは、お互いに若いし、しばらくはサル状態で(笑)。親が働いていていない彼の家に行って月10回はしてたかな。生理中も。で、タオルとかが汚れるじゃないですか。それを終わってから洗って、洗濯機で回していると凄くドキドキしたなあ。親の居ぬ間にイケナイコトしてるっていうわくわく感がたまらなかったです。彼とは本当に気が合いましたよ。お互い別の地方の大学に進学したんですが、1年くらいは行き来してつきあってました。私が彼の住んでいるところに行くことが多かったけど、必ず片道分の交通費出してくれて。でも、やっぱりそうしょっちゅう会えないじゃないですか。やがて向こうに彼女ができてしまって。別れることになりました。寂しかった。わんわん泣きました」
二人目との恋人との甘い思い出
「でもその後すぐ恋人ができたんです。15歳年上のアクセサリー屋さんの店長さん。全国を回って行商してる人なんですけど、感じがよくて。買い物に行って食事に誘われて、遊びにおいでって、彼が泊まっているホテルに呼ばれてキスされて。それからつきあうようになりました。2年くらいつきあったんですよ。とても楽しくて。
彼は話を聞くと結構なおぼっちゃんで、地方の資産家の息子らしいんですね。母親はお琴の先生で、父親は事業をしてるって言ってた。要するにボンボンの不良が、そのまま大人になったって感じ。ヒップホップ系の古着を着て。日焼けして、茶髪で、大きな指輪をして、仕事にはワゴンを使うけど、自分の車はBMWのカブリオレ。それで全国のホテルを泊まりながら行商して暮らしてる人で、すごく自由な感じでした。
私は月に10日くらい、土・日・月とか呼ばれて彼の行商先に行って、アルバイトしてました。1日1万のほかに売上の20%くれて、食事は毎日二人で昼も夜も5千円くらいずつ使って外食。もちろんおごりで、私にはすごく贅沢な生活。でも彼はどちらかというと堅実だったと思う。売上は1日100万近くいくのに、精々車にお金を使うくらいで。