子供は絶対に欲しい。でも男の人は……
そのホストの彼とはほぼ1日おきにセックスしていたという。
「パイパンが好きな人で、剃った後、毛抜きで毛を抜いてくれるの。ちょっと引きましたけどね。でも、なんだかつきあいが深くなると、だんだん面倒になってくるの。ていうか、彼はいつまでも夢見る少年みたいなところがあって、一番長くつきあった人なんだけど、だんだん疲れてしまって。それで、今度はなんでも話せる年上の人がいいなって思って、エロ雑誌の編集さんに乗り換えて、今はその人と暮らしています。ホストの彼には『好きな人ができたから、出て行って』と言いました。この後どうなるかわかりませんけど、今は幸せ」
今までに何人くらいとセックスしたの? と聞くと、AVの仕事で60~70人、プライベートで30人くらい、と言う。ロストバージンから3年でこの人数は、かなり多いと言っていいだろう。
今後1人の人とちゃんと結婚して、子供を作ったりする気はあるの? と聞くと、「もちろん」と真奈美ちゃんは言う。
「子供は絶対欲しい。でも男の人はねえ。絶対浮気するからなあ。あんまり夢持ってないの。自分に関してはね。将来声優とか、写真とか、表現する仕事、したいなあ。あと旅行とか……」
よし! 夢があるのはいい。でもね、だったらね、真奈美ちゃん。ひとつ目的を決めて、しっかりと一つの道を貫かないとだめだよ。男は変えてもいいよ。病気にならないように注意してね。でも、何か夢をかなえるなら、こんどは腰を据えて耐えないとだめだよ。今までみたいに流されてはだめだよ。風俗だっていいと思う。女の子には一つの手段だ。でも今は素股で月100万稼げても、来年はそうはいかないよ。その次の年は、AVがそうだったように、いつの間にか売上げが落ちるかもしれないよ。だから、今稼げる時にちゃんと貯金して、将来設計立てようね!
花も嵐も踏み越えて、またいつか会おうね!~From未明
真奈美ちゃんは本当に素直な美人さんだ。いい子だ。なんで親とうまくいかなかったのか不思議なくらい。
でも私も上手くいかなかった。これを読んでるみんなもそうだと思う。親は、今私たち女の子に、セックスとどうつきあえばいいか、教えられないんだよね。でも、親がそうしたように、ただおとなしく処女を守れば幸せになれる時代じゃなくなっちゃったんだよ。
だからさ。私たちは少しだけ、親よりしたたかになろう。でも素直な気持ちはそのまま。夢見ることも忘れちゃいけない。そして女が武器。それでいいじゃない。ただ体はすぐに衰えるから、若い子の代わりはすぐに次が現れるから、私たちは輝いているときに、次の時代を生き抜く武器を身に付けなくちゃいけないんだ。
ね。てぃんくるを見てるみんな。一緒に頑張ろうね。つらいこともそりゃあるさ。でも花も嵐も踏み越えて生きていこう。輝き続けることをあきらめないでいこう。やっぱり私たちは女の子なんだもん、絶対に惨めになっちゃいけないんだよ!! ブッとんだ後はさ、まずは輝いてさ、失敗したっていいからさ。少しだけ考えて、確かに明日へと一歩を踏み出そう。約束だよ。
みんなの幸せ、未明は祈ってます。またいつか会おうね。それまでみんな頑張っていこう。男の人にとっての夢でい続けること。約束してください。どんな女の子も、絶対に男のセックスと社会に消費されちゃいけないんだよ!!!
(文中はすべて仮名です)
2004.1.16up