聞き書き彼女たちのセックス

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CASE 01-3/4
工藤まゆみ(26歳)
生花店店員 東京都出身
いつもドキドキしていたい。超恋愛主義が呼び寄せた数々の体験
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AVモデルからSM嬢へ
 11歳年上の男性と別れたいと思っていた時、高校2年の夏に3Pを体験した男友達の一人に彼女は偶然再会する。

「一気に時間を飛び越えた感じでした。私も彼も実はSMの気があったんですよ。大人になって会うとそれがお互いわかって。彼とのセックスは一番よかったですね。すごくセンスのある人で。いろんな事をしてくれて、とにかく楽しかった。彼とつきあうようになってから、年上の男とは別れて、おばあちゃんの家に身を寄せたんですけど、おばあちゃんが留守の時にSMの彼が遊びに来て。玄関先で私のおまたを全開にしてドアのほうに向けて。後ろから入れてくるんです。その時『今おばあちゃんが帰ってきたら、見られちゃうよ。それとも今お外で遊んでいる子供たちに見せてあげようか』なんて言われて。もう最高に燃えました」

 けれど大好きだったその彼はほかに数人の女がおり、そのうえ働かずにぶらぶらしていたため、結婚には発展しなかった。その頃から彼女はいろいろな仕事を体験する。まずはマネキン紹介所。それからリゾート地の土産物店の店員。北海道から沖縄まで、いろんな所に行ったという。

「東京に戻ってきてまたデパートで働いたりし始めたんですけど、仲間たちと中国旅行をしたら、それでスッカラカンになっちゃって。デパートのお給料って1か月先じゃないですか。その間、どう乗り切ろうかと思っていた時に街でAVギャルにスカウトされて。『あ、渡りに船』とか思って迷わずしましたよ。今でも覚えてます。税込みで15万。半日で。それからいろんな、そういう業界の仕事して」

 内容にもよるが、だいたい1万5千円から、10万円。ビデオ、雑誌のパンチラやTVでの水着、ヌード写真のモデルなどをしてきた。いいペースで仕事は続き、デパートの仕事は辞めた。

「でも、それだけでもつまらなくって。もっといろんな体験をしたかったので、AVの現場で知り合った女の子たちから聞いたSMクラブでのアルバイトを始めたんです。なんていうか、エロを究めたいみたいな。それが動機です。あと、モデルの仕事って、必要以上にチヤホヤされるじゃないですか。それがなんか居心地悪くて。『これは変だぞ』みたいな。たとえば売り子とかしていると、お客さんって、お金を払うっていう理由だけですごく傲慢だったり、意地悪だったりするわけですよ。そういう体験長かったんで。なんかモデルだけだと精神状態がよくなくなっちゃって、少しサービスでもするかと」

 彼女はSM嬢としてももちろん人気を博した。冒頭の女王様に会ったのはそのクラブでだそうだ。